外国人労働者の雇用をめぐる実情&法律
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戻る 外国人労働者の労働条件等就労に関する実態について この調査は、平成7年6月1日から6月30日までの間、全国の労働基準監督署が事業場に 対する監督を行った際の外国人労働者の就労実態に関する調査結果である。 (この間の監督実施は15,675事業場。外国人の就労事業場は213。外国人労働者は3,394人。) <目次> T 外国人労働者の就労状況 1 国籍別外国人労働者 2 業種別外国人労働者 3 職種別外国人労働者 U 外国人労働者の労働条件 1 労働基準法等関係法令の違反 2 賃金の状況 3 労働条件の明示方法 4 安全衛生教育の実施方法 5 労働災害防止に関する機械等の表示方法 6 健康診断 7 労働災害の発生状況 V 技能実習生の就労状況
T 外国人労働者の就労状況
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1 国籍別外国人労働者数
国籍 | 外国人 労働者数 |
ブラジル | 2711 |
ペルー | 184 |
中国 | 134 |
イラン | 51 |
タイ | 49 |
インドネシア | 35 |
アメリカ | 25 |
ボリビア | 23 |
ミャンマー | 21 |
カナダ | 20 |
バングラデッシュ | 18 |
フィリピン | 18 |
パキスタン | 17 |
スリランカ | 14 |
ナイジェリア | 10 |
チリ | 9 |
ガーナ | 7 |
ベトナム | 6 |
ネパール | 6 |
スペイン | 6 |
その他 | 30 |
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2 業種別外国人労働者
業種 | 業種中分類 | 人数 |
製造業 | 食料品 | 474 |
繊維 | 136 | |
木材木製品 | 37 | |
家具装備品 | 141 | |
紙加工品 | 12 | |
印刷・製本 | 13 | |
化学 | 101 | |
窯業・土石 | 18 | |
鉄鋼 | 43 | |
非鉄金属 | 12 | |
金属製品 | 854 | |
一般機械 | 131 | |
電気機械 | 56 | |
輸送用機械 | 1062 | |
その他 | 24 | |
建設業 | 53 | |
貨物取扱業 | 22 | |
教育・研究 | 44 | |
接客・娯楽業 | 22 | |
清掃・と畜 | 43 | |
派遣 | 36 | |
その他 | 60 |
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3 職種別外国人労働者数
職種 | 人数 |
生産工程作業 | 3027 |
プレス機械作業 | 116 |
土木・建設作業 | 44 |
語学教師・通訳 | 40 |
警備 | 40 |
清掃・片付け等 | 35 |
包装・梱包等 | 31 |
積み下ろし・運搬 | 26 |
ウエイター | 12 |
事務 | 5 |
その他 | 18 |
U 外国人労働者の労働条件 戻る 1 労働基準法等関係法令違反 外国人労働者を雇用していた213事業場のうち、109事業場(51.2%)で何らかの労働基 準法等関係法令の違反が認められた。違反の状況はつぎのとおりである。 −−−−−−−−−−−−−−− 監督実施事業場数 213 同違反事業場数 109 同違反率(%) 51.2% 労働基準法 労働条件の明示 30 解雇予告 3 賃金支払 18 労働時間 40 休憩 1 休日 5 割増賃金 17 深夜業 0 労働者名簿 3 賃金台帳 3 安全衛生法 安全基準 22 衛生基準 3 安全衛生教育 10 就業制限 7 健康診断 28 死傷病報告 4 じん肺健康診断 4 −−−−−−−−−−−−−−− 戻る 2 賃金の状況 (1)賃金の比較 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 日本人と比較して概ね外国人労働者の方が高い 26(12.2%) 日本人と比較して概ね同じ程度 118(55.4%) 日本人と比較して概ね外国人労働者の方が低い 26(12.4%) 同一職種の日本人がいないため比較できない 27(12.7%) その他(不明等を含む) 16( 7.5%) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− (2)賃金の支払方法 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 直接本人に渡している 135(63.3%) 本人の預金口座に振り込んでいる 58(27.2%) グループリーダーに支払っている 1( 0.5%) 仲介者に支払っている 1( 0.5%) その他(不明等を含む) 18( 8.5%) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− (3)賃金からの控除 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 控除の対象、金額について雇入れ時に説明している 159(74.6%) 控除の対象、金額について支払い時に説明している 23(10.8%) 説明していない 10( 4.7%) その他(不明等を含む) 21( 9.9%) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 3 労働条件等の明示方法 (1)明示方法(M.A.) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 労働契約による 67(31.5%) 雇入通知書等の文書 58(27.2%) 就業規則を交付又は提示 10( 4.7%) 口頭で説明するのみ 80(37.6%) 明示なし 17( 8.0%) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− (2)明示に当たっての使用言語(M.A.) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 相手方の言語 66(31.0%) 相手方の言語以外の外国語 11( 5.2%) 日本語 149(70.0%) 明示なし・その他 12( 5.6%) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 戻る 4 安全衛生教育の実施方法 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 相手からの言語によるテキスト等の資料により教育 32(15.0%) 相手方の言語以外の外国語(英語等)によるテキスト等の資料により教育 15( 7.0%) 資料は用いず口頭により教育 133(62.4%) 実施していない 30(14.2%) その他(不明等を含む) 12( 1.4%) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 5 労働災害防止に関する標識等の表示方法(M.A.) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 相手方の理解できる言語により表示 31(14.6%) 外国人のために絵、マークにより表示 24(11.3%) 日本語による表示のみ 74(34.7%) 特に表示していない 93(43.7%) その他(不明等を含む) 5( 2.3%) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 6 健康診断 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 日本人と同様のものを実施 140(65.7%) 外国人に対し特別に配慮した内容で実施 0 日本人より簡略化した内容で実施 0 実施していない 63(29.6%) その他(不明を含む) 10( 4.7%) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 7 労働災害の発生状況(平成7年1月〜) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 労働災害発生件数(休業4日以上) 36 被災労働者数 36 死傷病報告提出件数 34 労災保険申請件数 34 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 戻る V 技能実習生の就労状況 213事業場のうち16事業場(7.5%)で技能実習生を雇用していた。