貧富差のある国ない国(正確には賃金格差の国際比較1995年)
男子
女子
賃金格差の国際比較(第9・十分位賃金/第1・十分位賃金)
1997年労働白書/図説より、資料出所:OECD[Employment Outlook 1996
コメント(−−男子)
日本の賃金格差は、この15年間ほぼ一貫して横ばいに推移している。
主要国で最も賃金格差のない国はドイツ。
アメリカとイギリスの賃金格差の拡大が極めて顕著(一貫して拡大。)
賃金格差の拡大する国<アメリカ、イギリス>−−と−−そうでない国<ドイツ、日本、フ
ランス>の歴史的な経済・社会政策にどのような違いがあるのか、改めて考察の必要があり
そうだ。
純に過ぎたる市場経済の信奉や規制緩和は、社会の不平等を拡大し、億万長者を生み出す一
方で、国民一体感のベースにあった総中産階級意識を着実に掘り崩していくだろう。
21世紀に、日本が、どのようなイメージの国造りをめざそうとするのか国民合意の形成が
求められている。
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