各国の失業者の定義と失業率



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目次
■1995年・各国の失業率はどういう状況か
■各国の失業者の定義を比べてみる








1995年各国の失業率
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最新の各国の失業率(H10・5記)
主要国の最近の失業率データは、以下のとおり。
アメリカとイギリスの失業率低下が注目される。ドイツ、フランスは相変わらずの高失業率、日本、韓国の失業率上昇が気になるところ。

日本・・・・・・・・失業者数277万人(失業率 3.9%)・・・・・1998年4月
アメリカ・・・・・・失業者数653万人(失業率 4.7%)・・・・・1998年3月
イギリス・・・・・・失業者数138万人(失業率 4.9%)・・・・・1998年2月
ドイツ・・・・・・・失業者数462万人(失業率12.1%)・・・・・1998年3月
フランス・・・・・・失業者数303万人(失業率12.1%)・・・・・1998年2月
韓国・・・・・・・・失業者数 66万人(失業率 3.1%)・・・・・・1997年12月









各国の失業者の定義と失業率のあらまし
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国別 失業者の定義 失業率の定義 失業率の5年毎推移(%)
85年 90年 95年
日本 労働力調査。調査週において仕事がなく、かつ求職活動を行い、就業可能であった15歳以上の者。過去の求職活動の結果を待っている者を含む。 失業者数/全労働力人口(自衛隊員を含む)  2.6  2.1  3.2
アメリカ 労働力調査。調査週において仕事がなく、調査週を含む過去4週間以内に求職活動を行い、かつ就業可能(一時的な病気の場合は除く)であった16歳以上の者。レイオフされた労働者で前職に復帰するために待機中の者を含む。 失業者数/労働力人口(軍人を除く)  7.2  5.6  5.6
イギリス 職業安定機関業務統計。原則として18歳以上で過去4カ月以内に仕事がなく、かつ就業可能な者で、職業安定所に求職者手当を申請し、受給資格を得た者。 求職者手当受給資格取得者/全労働力人口(軍人を含む) 11.0  5.8  8.2
ドイツ 職業安定機関業務統計。調査日において、職業安定所に求職登録している者で、週18時間以上及び3カ月以上の雇用を希望しており、就業可能である者で15歳以上65歳末満の者。 登録失業者数/労働力人口(軍人を除く)  8.0  6.2  9.4
フランス 職業安定機関業務統計。調査日において仕事がなく、求職活動を行っている16歳以上の者。求職活動中の学生を除く。 失業者数/全労働力人口(軍人を含む) 10.2  8.9 11.7
イタリア 労働力調査。調査週からさかのぼること過去4週間以内に仕事がなくかつ求職活動を行っている15歳以上の者。 失業者数/労働力人口(軍人を除く)  8.6  9.1 12.0
カナダ 労働力調査。調査週において仕事がなく、過去4週間以内に求職活動を行い(レイオフ中の者にいては求職活動の必要はない)、かつ就業可能であった15歳以上の者。調査週から4週間以内に新しい仕事を始めるために待機中の者を含む。 失業者数/労働力人口(軍人を除く) 10.5  8.1  9.5
韓国 労働力調査。仕事がなく,就職の意志があり、求職活動を行っている15歳以上の者。悪天候あるいは一時的な病気のために求職活動ができなかった者や新しい仕事を始めるために待機中の者を含む。 失業者数/非軍人労働力人口  3.8
(1986)
 2.4  2.0
シンガポール 労働力調査。調査時点において仕事がなく、かつ働ける状態にあって求職活動をした15歳以上の者。事業を始めるために待機中の者を含む。 失業者数/全労働力人口(軍人を含む) 6.5
(1986)
 1.7  2.7
フィリピン 労働力調査。調査週において仕事がなく、就業可能であって求職活動を行っている15歳以上の者。 失業者数/非軍人労働力人口
台湾 労働力調査。調査週において週1時間以上の有給雇用又は週15時間以上の無給家事労働に従事しておらず、就業可能であって求職活動を行っているか待機中の者。なおレイオフされている者を含む。 失業者数/非軍人労働力人口
オーストラリア 業務統計。仕事がなく、調査週から遡ること4週間以内に求職活動を行っている者、新しい仕事を始めるために待機している者、飛行機事故、悪天候以外で、休職状態(無給)にあり4週間以内に職場復帰する予定の者。すべて、就労可能な15歳以上の者。 失業者数/労働力人口  8.1  7.0  8.6
資料出所・・ILO「Statistical Sources abd Methods Vol4.5」etc.
(注)正規入国で労働許可を有する外国人労働者は、労働力人口に含まれる。