労務安全情報センター（作業環境測定を行うべき１０の作業場とは）

作業環境測定を行うべき１０の作業場とは？

	作業環境測定を行うべき場所の種類	規則	測定の内容	測定回数	記録保存	注
１	土石、岩石、鉱物、勤続又は炭素の粉じんを著しく発散する屋内作業場	粉じん則２６条	空気中の粉じんの濃度及び粉じん中の遊離けい酸含有率	６月以内ごとに１回	７年	○☆
２	暑熱、寒冷又は多湿の屋内作業場	安衛則６０７条	気温、湿度及びふく射熱	半月以内ごとに１回	３年
３	著しい騒音を発する屋内作業場	安衛則590,591条	等価騒音レベル	６月以内ごとに１回	３年
４	イ　坑内で炭酸ガスが停滞する作業場	安衛則５９２条	炭酸ガスの濃度	１月以内ごとに１回	３年
	ロ　坑内で摂氏２８度を超える作業場	安衛則６１２条	気温	半月以内ごとに１回	３年
	ハ　坑内で通気設備のある作業場	安衛則６０３条	通気量	半月以内ごとに１回	３年
５	中央管理方式の降雨気調和設備を設けている建築物の室で、事務所の用に供されるもの	事務所則７条	一酸化炭素及び炭酸ガスの含有率及び外気温、相対湿度	２月以内ごとに１回	３年
６	イ　放射線業務を行う管理区域	電離則５４条	外部放射線による線量当量率	１月以内ごとに１回	５年
	ロ　放射性物質を取り扱う作業室	電離則５５条	空気中の放射性物質の濃度	１月以内ごとに１回	５年	○
	ハ　坑内の核原料物質の掘採業務を行う作業場	電離則５５条	空気中の放射性物質の濃度	１月以内ごとに１回	３年（一部は３０年）
７	特定化学物質（第１類又は第２類物質）を製造し、又は取り扱う屋内作業場など	特化則３６条	第１類又は第２類物質の空気中の濃度	６月以内ごとに１回	３年	○☆
８	一定の鉛業務を行う屋内作業場	鉛則５２条	空気中の鉛の濃度	１年以内ごとに１回	３年	○☆
９	酸素欠乏危険場所において作業を行う場合の当該作業場	酸欠則３条	・第１種酸欠危険作業は空気中の酸素の濃度・第２種酸欠危険作業は空気中の酸素及び硫化水素の濃度	作業開始前	３年
10	第１種又は第２種有機溶剤を製造し、又は取り扱う業務を行う屋内作業場	有機則２８条	有機溶剤の濃度	６月以内ごとに１回	３年	○☆

注）○は、作業環境測定士又は作業環境測定機関による測定が必要。
　　☆は、作業環境評価基準によって測定する必要。