派遣料金相場(H13.04〜

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リンク厚生労働省による派遣料金統計(年度別)

ここでは上記リンク先の年度別統計ではわからない「最近の派遣料金相場」を日経新聞から収録してみました。

■最近の派遣相場
■「人材派遣市場の動向」(日経新聞記事から)


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派遣・料金相場

金額は、派遣会社の平均的な請求額(1時間当たり)
  
首都圏            記事日付(平成13年4月〜平成14年3月)
  14.1.21/14.2.18/14.3.18 13.12.3/
14.2.4
13.11.19/13.10.8/
13.9.3
13.7・30/13.7・16/
13.6・25/13.4・30
営業 ルートセールス   2200〜2400   2200〜2400  
一般営業(新規顧客開拓等)   2600〜2900   2600〜2900  
リーダー級   3200以上   3200以上  
コールセンター要員 オペレータースタッフ受信中心(短期)   1300〜1600   1300〜1600 1300〜1600
4月30日=
1200〜1300
〃受発信業務   1900〜2200   1900〜2200  
〃金融・IT系   2000〜3000   2000〜3000 2000〜3000
4月30日=
2000〜2200
スーパーバイザー管理・教育など   2200〜3000   2200〜3000  
〃新規立ち上げのマネジメント   2700〜5000   2700〜5000  
SE システムサポート   2500〜3000   2500〜3000 2500〜3000
プログラマー   3000〜3500   3000〜3500 3000〜3500
上級プログラマー   3500〜5000   3500〜5000 3500〜5000
プロジェクトマネジャー   5000以上   5000以上 5000以上
財務処理 一般経理事務   2000〜2500   2000〜2500 2000〜2500
実務経験者   2500〜3000   2500〜3000 2500〜3000
店頭上場支援など   3000〜3500   3000〜3500 3000〜3500
秘書 日系役員付き   2200〜2800   2200〜2800  
〃アシスタント   1800〜2300   1800〜2300 1800〜3000
外資系エグゼクティブ   2500〜3000   2500〜3000  
〃グループ   2400〜2800   2400〜2800  
通訳 英語・逐次・常勤   3500〜5500   3500〜5500  
OA機器操作 初級(データ入力等基本操作レベル)     2000〜2100   2000〜2100
中級(グラフ・表作成レベル)     2200〜2300   2200〜2300
上級(マクロ分析レベル)     2500〜2700   2500〜2700
パソコンオペレータ パソコンオペレータ         1900〜2800
ファイリング ファイリング     1800〜2300   1800〜2300
貿易業務 貿易業務     2200〜2500   2200〜2500
受付・案内 受付・案内     1800〜2200   1800〜2200
販売 セールスプロモーション     1800〜2100    
一般店員     2000〜2300    
高級店店員     2200〜2500    
リーダー級     2400〜2700    
金融関連業務 一般事務     2000〜2200   2000〜2200
実務経験者     2500〜2800   2500〜2800
専門職(ディーラ、アナリスト、審査要員など)     3500以上   3500以上
ケースワーカー(施設向け) ワーカー・寮母     2000〜2500    
主任クラス     2300〜2800    
保育士 保育士     1800〜2300    
主任クラス     2300〜2500    
介護ヘルパー アシスタント         1300〜1500
主任クラス         2000〜2500
2002年1月14日(日経新聞朝刊)  首都圏      
講師等 中高年層の講師・相談員の派遣(交通費別)   2000〜3500    
(日経新聞朝刊)  大阪・名古屋・福岡 14.3.4 14.1.7      
大阪 OA機器操作 初級 1600〜1900 1500〜1900      
営業・ルートセールス 1800〜2000 1900〜2100
営業・一般営業 1900〜2000 1800〜2000
営業・リーダー級 2100〜2900 2000〜3000
コールセンター要員・オペレータスタッフ受発信業務 1800〜1900 1700〜1900
コースセンター要員・スーパーバイザー 2000〜2500 2000〜2500
SE・システムサポート 2500〜6000 2000〜6000
SE・プログラマー 2500〜4500 2500〜5000
財務処理・一般経理事務 1800〜2000 1500〜2500
(施設向け)ケースワーカー・寮母 1500〜1900 1000〜2000
名古屋 OA機器操作 初級 1700〜2000 1700〜2000    

 

営業・一般営業 1900〜3500 1900〜3500
コールセンター要員・オペレータスタッフ受発信業務 1700〜2100 1700〜2100
コースセンター要員・スーパーバイザー 2000〜3500 2000〜4000
財務処理・一般経理事務 1900〜2200 1900〜2200
福岡 OA機器操作 初級 1700〜1800 1700      
営業・一般営業 2100〜2400 2100〜2400
コールセンター要員・オペレータスタッフ受発信業務 1600〜1750 1600〜1700
コースセンター要員・スーパーバイザー 1800〜2000 1800〜2000
財務処理・一般経理事務 1700〜1860 1700〜1900
(注)調査日付によって金額に変動がない場合、同一欄にまとめている。

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人材派遣市場の動向

(日経新聞朝刊19頁等の記事から) 平成13年4月〜平成14年3月

14年3月25日
 オペレーターの派遣料金が下落(コールセンター向け)
 とりわけ単純な受発信業務では、コールセンターが直接雇用し時給が割安なアルバイトの利用が増えていることも値下げ圧力となり最低水準が下がっている。派遣会社の請求料金は現在、1時間当たり1900〜2200円(首都圏交通費別)。(最近では)1割以上値下がりする案件も出ているようだ。オペレーターのアルバイト初期時給は1000円程度(首都圏交通費別)からが多い。このためコールセンターでは正社員やアルバイトの人数を増やしてコストを抑える動きが出ている。
14年2月18日
 技術派遣、ネット言語操作に需要(Java使い手月額80万円程度−プログラマーは余剰感)
 「Java」を使える人材の需要が高まっている。派遣会社の請求額で月額80万円程度(首都圏)。同じIT系でも比較的単純な業務に当たるプログラマーの料金が下落傾向なのと対照的だ。(中略)一方、派遣プログラマーには余剰感が強い。これまで派遣会社や需要先のソフト開発会社などが人材を積極的に育成してきたうえ、人件費が安い中国へ外注したり現地法人を作って開発したりする例も多い。派遣会社の請求料金は首都圏で月額45万〜55万円程度。特に技術レベルが低い層では、30万台の料金も登場している。
14年2月11日
 通訳派遣料金高値推移か
 ワールドカップ開幕を控え人材派遣会社に通訳者の確保を依頼する動きが出てきた。依頼主体は海外メディア、自治体や公共交通機関など、、(略)料金は英語の同時通訳レベルの場合、1日8時間相当の業務で7万〜15万円程度。・・
14年2月4日
 人材派遣市場では、一般事務職の派遣料金に対する下げ圧力が強まっている。特に、派遣社員の大量利用が多い外資系企業が国内事業を縮小していることが響いており、料金は前年に比べ1割程度下落する案件も登場しているようだ。一般事務職の派遣で派遣会社が請求する料金は現在、1時間当たり1700−2000円前後(首都圏交通費別)。外資系企業の中には、売り上げに応じて人員を増減する体制を取っているところもあり、「違約金を払っても契約をすぐに打ち切る」(大手派遣会社幹部)など業績の悪化に素早く対応した料金下げが目立つ。人材派遣会社は大量受注で売り上げを維持したい考えで、景気が一段と悪化するなか、下げ圧力亜h一段と強まる見通しで「春以降、派遣スタッフに支払う時給の値下げも起こり得る」とする見方もある。
14年1月14日
 豊富な経験や知識を活用したいという企業や学校法人からの需要が旺盛。需要が増えているのは、日本版401Kや金融商品に関する企業向けの講師、就職課の相談員など。特に専門学校では中高年向けに転職や再就職につながる講座を増やしており、有資格者や業務経験者のニーズが高い。講師や相談員は中高年のスタッフに人気が高く登録も多い。ただ「優秀な人材を確保するため戦略的に高料金を維持していく」とする派遣会社もある。
14年1月7日
【大阪】 銀行の実務経験者など専門性の高い職種の不足感が強い。一般事務職などは弱含み。
【名古屋】 技術者不足からCAD/CAMやJava言語に対応できるプログラマーへの需要は大きい。百貨店や高級ブランド店の販売職の需要が堅調。
【福岡】 流通業界は年末年始をアルバイト等で確保しており、派遣需要は総じて低調。
13年12月3日
 衣料品や化粧品などブランド店へのフタッフ派遣料金が底上げ。通常1時間あたり2300円前後(首都圏)だが、高い専門性や販売能力を求められる場合には、2600〜3000円と高額になるケースもみられ始めた。
13年10月8日
 ソフト開発者の派遣料金が高水準を維持。プログラマーの平均時給は3000円強、月額で70万〜80万円を維持している。不足しているのは、Java、Linux、C++などの技術者。派遣会社では社内教育制度の充実で育成を急いでいるが需要に応じきれていない。現在、派遣会社が注文に対して対応できているのは受注の20%程度にとどまっている。
13年8月6日
 中高年層の経験や専門知識を生かす「シニア派遣」。営業や企画など企業の中核業務にかかわるケースが多い。シニア派遣の中心は60歳代。需要は営業職が最も多く、ベンチャー企業などの相談役や経営顧問、技術職が続いている。3ヶ月以上の長期派遣が全体の7−8割を占め、中でも1年間の契約が多い。特に豊富な経験と人脈を持つ営業職は引き合いが多く、派遣料金は1時間あたり3000円程度で、通常の営業職派遣の同2200〜2900円に比べて高値で推移している。
13年7月16日
 夏休みシーズンに突入し、人材派遣市場では外資系企業向けに休暇を取る社員のカバー要員の需要が増えている。需要の9割近くを秘書職が占め、スケジュール管理や本国との連絡などが主な仕事。(秘書職以外には金融系企業のアシスタント需要が多い。)需要が高まっているのは、英語で業務が可能な「バイリンガルセクレタリー」。
13年6月25日
 人材派遣市場で中国人のIT関連技術者の派遣が増えている。産業界のIT化進展で・・日本人だけでは必要な人材が確保できなくなっているためだ。中国人技術者は渡航費、研修費用のほか生活費などで最低でも1人当たり月20万円以上のコストを基本的に自己負担している。それでも来日が増えているのは、米国のハイテク景気減速でこれまで米国を目指していた中国人技術者がシステム開発需要が盛り上がっている日本に就労先を求めたためだ。
 中国人IT技術者の派遣料金は、オープン系ソフトのプログラマーで月額60万〜80万円程度(首都圏、請求料金)。
13年4月30日
 販売職の人材派遣で高級店向けの市場が形成され始めた。
 高級ブランド店は、店員が店の雰囲気に合っていることや顧客対応の経験を重視する。このため直接雇用を基本としてきたが、一定の試用期間を経て正社員として採用する紹介予定派遣が解禁されたこともあり、一定期間、適正を見極めることが可能な派遣スタッフの人気が高まっている。中でも、経験年数が長く、店員のまとめ役ができるレベルの人材は不足感が強く、料金水準は2500円を超えている。
 販売派遣職は、・・百貨店や量販店向けが主流で、一般店員の料金は2200円前後。販売職の中でも個別の顧客対応が少なく、店頭で食品などの宣伝やイベントで販売する「セールスプロモーション」の派遣料金は1800円〜2100円となっている。


以下は少し古い情報

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人材派遣料の二極化鮮明
一般事務 低下傾向に
金融関連 高値に安定

職種 スタッフ 派遣料金/1時間(首都圏) 日経記事本文より
金融事務 業務経験が必要。証券外務員資格者、語学能力の高い人(TOEIC700点以上)は高い 2200〜2500円 今年に入って派遣需要が急増、2200円以上で安定一部では2500円を上回るケースあり。
語学力(TOEIC700点以上)を持つと2000円台半ば以上となる
一般事務
(ファイリング)
業務経験などは不問。パソコンなどを使わない簡単な文書の作成・管理 2000円前後 1時間当たり2000円を切るケースが増える
貿易事務 業務経験必要(信用状や通関書類の取扱い、海外との交渉のための語学力) 2200〜2500円 語学力や専門知識の習熟度によって1時間300〜500円の格差が付くようになっている
受け付け 企業の来客受け付け、電話対応などを行う 1800〜2000円  
秘書 業務経験が必要(スケジュール管理、会議資料の管理など)。語学力がある人は高い 2100〜2600円 語学力や専門知識の習熟度によって1時間300〜500円の格差が付くようになっている
営業 新製品のキャンペーンなどルートセールス要員 2200〜2500円  
SE・NE 企業のシステム開発やネットワーク構築の知識・技術を保有 3500円以上 3500円以上と群を抜いて高い
資料:日経2000.6.11朝刊




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ヘルプデスクの人材派遣相場

人材派遣市場で、消費者の問い合わせに電話などで答えるスタッフの派遣要請が増加している。パソコンやインターネット、電子商取引の普及で機械操作の簡単な質問からクレーム処理まで、幅広い消費者対応が必要になっているためだ。

簡単な質問の対応業務 1時間2,000円台前半 競争激しく前年の水準を維持するのが精いっぱい
クレーム処理やレベルの高い技術的相談の受付 3,000円台前半が中心 ケースによっては6,000円台もある
資料:日経2000.6.7朝刊




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人材派遣、料金上げ決着
一般事務職は据え置き
短期契約では引き下げ要請も



人材需要が旺盛な情報技術(IT)や金融・証券関連の専門性が高い職種ではおおむね要請通り3〜6%の高値決着。料金交渉は一律の値上げ提示から派遣スタッフの能力を考慮した個別交渉に移行しつつある。

値上げ決着 ITでもインターネット構築に携わるネットワークエンジニア(NE)やセキュリティなどの特殊技術を持つシステムエンジニア(SE) 5〜6%の引き上げとなり、1時間当たり2,000円台後半から4,000円前後に(首都圏)
金融・証券分野でも、投資信託やデリバティブなど専門知識を持ったスタッフ 1時間当たり、2,000円台半ばから3,000円前後と3〜5%程度の引き上げのケースが多い、
据え置き ファイリング(文書の保管や整理)、取引文書作成といった一般事務職 1時間当たり、2,000円前後とおおむね据え置き

資料出所:日経新聞2000.5.3朝刊



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ホワイトカラー人材紹介料金


相場
下落傾向

登録型紹介 求人企業と求職者を登録して引き合わせるもの。人材派遣業務が求職者を短期・臨時労働者として求人企業に送り込むのに対し、人材紹介では求人企業と求職者が雇用契約を結ぶ。1997年春に解禁された。 「登録型紹介」の場合、求人企業から受ける手数料は対象者の年収の20〜25%程度だ。2〜3年前までは30%前後が相場だったが、事務職や管理職の求人数が落ち込むとともに手数料水準を引き下げる会社が増えた。紹介会社によっては求人企業や求職者の登録にインターネットを利用することで、20%以下の料金を打ち出すケースも出てきた。
アウトプレースメント(再就職支援)型紹介 人員削減を進める企業から料金をもらってカウンセリングや適正診断を行う 最も値下がりが顕著。
従来1人当たり150万円以上だった料金は下げ続け、大口顧客については60万円や80万円の料金を打ち出す紹介会社もある。
サーチ型紹介 企業の求める人材を探し出してあっせんする 登録型より高いものの求人企業の要求が厳しく、値上げは難しい状況。
資料:日経2000.2.24朝刊