24-06 裁量労働制においてこそ、職場ルールの自主的かつ徹底した遵守が重要 戻る

■ 裁量労働制下においては、対象労働者の「業務の遂行手段及び時間配分の決定等に関し使用者が具体的に指示しない」という制度が認められるための原則をしっかり守っていく一方で、業務の遂行手段及び時間配分の決定以外においては、他の制度下にある場合にも増して「各種職場ルールの徹底遵守」を求めて人事労務管理の徹底を図ることが重要であると思われます。

■ 施設管理上のルールを守ることや業務の進捗状況について定期報告を求めること(業務の遂行手段及び時間配分の決定等に隣接した行為としての点検や指示は避ける)はもちろん可能ですし、労働災害防止のための措置の順守や始業・終業時刻のICカードへの記録等の使用者の行う労働時間管理に従うよう要求することも、職場ルールの順守の観点から認められるものです。[労務安全情報センター]