セクシャル・ハラスメントの概念
■HOMEPAGE
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■職場とセクシャルハラスメント
戻る ■セクシャル・ハラスメントの概念 ◎相手方の意に反した 相手方が明確に拒否している場合や、当然相手方が拒否することを予見できる場 合、本人の意図とは無関係にセクハラになることがある。 ◎性的な性質の言動を行い ・性に係わる発言、・しつこい交際の誘い、・性的関係の強要、・身体に触る、 ・ポルノ写真を見せる、・性的うわさを流す、・多くの人目につくところにヌー ドポスターを貼る ◎それに対する反応によって仕事をする上で一定の不利益を与えたり <対価を求めるセクハラ> 権限をもつ上司から性的な要求を拒否したため、解雇や昇進差別等の職業上の不 利益が生じた場合 ◎それを繰り返すことによって就業環境を著しく悪化させること <環境を悪化させるセクハラ> 屈辱的、敵対的な発言の繰り返しにより、就業環境を著しく不快なものとし、個 人の職業能力の発揮に深刻な悪影響を及ぼす場合 戻る ■これをやってはいけない 【対価型】 1 店長から好意を示され、恋愛感情を綴った手紙をもらったが、 2 その手紙を返したところ、急に店長の態度が変わり、 3 他の同僚は自動的に契約更新が行われたのに 4 勤務態度不良を理由に、一人だけ契約更新が行われなかった。 【環境汚染型】 1 呼ばれて、仕事を頼まれる度に、 2 尻や腰などに触る男性がいる。 3 やめてほしいと言ってもダメで、上司も知らぬ顔、 4 仕事が手に着かず、職場にでるのがイヤになった。 その他の例 ○上司から性的関係を迫られ断ったところ、賞与の査定で最低ランクにされた。 ○同僚から毎日のように性的な言葉をかけられ、あらぬことか性に関する「噂」を流され、ストレ スがたまって休んでしまった。 ○猥褻な写真を机の上に広げたり、机の中に入れられることがしばしば。再三、抗議するがやめな い。 戻る ■セクハラは、なぜ起きる? ◎男性の女性に対する固定観念から、女性を一人前の職業人をして扱わない(そのような意識が言動 にでることがある) ◎職場においても「女」としての性の観点から見がちなため。 ◎「性的な言動についての受け止め方が、男性も女性も同じだと思っている」男性がいる。 ◎容姿、年齢、結婚、妊娠を話題にすることをいやがる女性の存在に無頓着。で、何かというと酒の 席でコミニュケーションを図ろうとするなど、男性が女性とコミュニケーションを図るための方法 が、必ずしも女性にとって適切でない場合がある。 ◎経営者自身が女性を企業を支える貴重な人材と位置づけていない(男性に対する対応が甘くなるこ とがある) ◎セクハラに対する会社の方針がある場合も、管理職や同僚男性に意識啓発が十分浸透していない。 戻る ■セクハラ対策のために、企業として何をするか 【企業の対策】 ○職場における男女の意識と認識の差、コミュニケーション・ギャップが原因となって生じる様々な 問題に対処する基本方針を確立し、これを全社員に公表する。 ○特に、管理職・同僚男性の意識や認識に対する啓発に努める。(パンフレットの配布、研修の実施) ○女性の意見の把握や相談のできる体制を確立する。(苦情処理機関の設置、投書箱の利用、女性の 管理職を窓口とした相談制度の設置) ○セクハラ対策は、予防対策に基本があるが、万一、事態が発生した場合のじん速な対応に留意する。 (プライバシーの保護や不利益取扱の排除等)