拡大が続く、わが国の「正規--パートの賃金格差」
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　　長期的に、一貫して拡大するわが国の「正規---パートの賃金格差」（女子）


男子


一般労働者とパート労働者の賃金格差の推移（女子、時間当たり現金給与総額）
１９９７年労働白書／図説より、資料出所：賃金構造基本統計調査


「９７年度の労働白書」は、女子パートタイマーについてつぎのような分析をしている。
女子のパートタイムについて、同じ女子の一般労働者と労働条件を比較してみると、つぎの傾向がある。
（１）賃金面では相対的に水準が低く、その格差も拡大している。
（２）労働時間については、建設業や製造業を中心に拘束の程度が正規労働者に近い者の割合が高い。
（３）通勤時間は一般に短く、職住接近志向が見られる。
（４）長期勤続者の割合は依然低いが、勤続は着実に長期化しており、役職者比率にも一定の上昇がみられる。

コメント
このような長期的、かつ、一貫した賃金格差の拡大を前にしてみると、早晩、（欠落している）パート賃金政策の確立が重要な課題となってくるだろう。





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