足場からの墜落災害の現状
  
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足場からの墜落災害




 労働災害発生状況からみた現状

 「平成14年から18年までの5年間で足場からの墜落による死亡者数は217人であるが、この217人の墜落の原因をみると、(中略) 手すり等を設置していたにもかかわらず墜落災害が発生したケースが68人(31.3%)もあり、このうち25人が不安全行動や無理な姿勢によるものであるが、わく組足場において交さ筋かいを設けていたにもかかわらず交さ筋かい下部のすき間等から墜落したケースが25人(別添5「災害事例」)、また、くさび緊結式足場を含む単管足場において手すりを設置していたにもかかわらず手すりの下等から墜落したケースが18人(別添6「災害事例」)となっている。
 しかしながら、わく組足場の交さ筋かいに下さんを設けていた足場及び手すりの下に中さんを設けていた単管足場等(鋼管、丸太等の一本の水平材で手すりが設置される単管足場、丸太足場、くさび緊結式足場等。わく組足場を除き、つり足場を含む。以下同じ。)からの墜落による死亡災害は、手すりの高さが160pで中さんの高さが80pであった単管足場の特異なケースを除いて、一件も発生していない。
 このため、足場からの墜落災害を防止するためには、こうした災害の発生状況等を踏まえて、現行法令規制に加え、更なる足場からの墜落災害防止対策の充実を図ることが必要である。」

  (「足場からの墜落防止措置に関する調査研究会」報告書(平成20年10月)から)

  [なお、グラフは労務安全情報センター作成]

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