精神障害に係る労災申請とその認定率について

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 リンク H11.9.14 精神障害に係る「業務上外の判断指針




精神障害に係る労災申請とその認定率
過去10ヵ年(平成7年〜16年)


 平成11年9月に、精神障害の判断指針が改訂された。
 この判断指針の改定以降、精神障害に係る労災申請件数が飛躍的に増加している。(グラフ「精神障害に係る労災申請件数(推移)」参照)
 これに対して、「自殺に係る労災申請件数」(精神障害請求件数の内数)は、ほぼ横ばいで推移していることがわかる。グラフ「精神障害に係る労災申請件数(推移)」参照
 注目される認定率であるが、
 判断指針の改定直後こそ−平成11年度(認定率9%)、平成12年度(認定率17%)であったが、平成13年度以降は、認定率にして25%前後(平成13年度以降の4年間の平均認定率は、25.9%となる)であり年度における認定率に、ほとんどブレがなくなってきている。(グラフ「精神障害に係る労災申請と認定率(推移)」参照)
 ***認定件数自体は、申請件数の増加に伴って増加しているが、ここに来て認定率には大きな変化がない状態ということができる***
 精神障害のうち自殺に係る労災認定率は、平成13年度以降は、認定率にして35%前後(平成13年度以降の4年間の平均認定率は、35.6%となる)で、精神障害全体の認定率に比較すると10ポイント程度高い状況にある。グラフ「精神障害に係る労災申請と認定率(推移)」参照








1 労災請求件数と認定件数(内訳/自殺事案の請求件数と認定件数)

  平成7年度 平成8年度 平成9年度 平成10年度 平成11年度 平成12年度 平成13年度 平成14年度 平成15年度 平成16年度
精神障害請求件数
13
18
41
42
155
212
265
341
447
524
精神障害認定件数
10
11
30
29
14
36
70
100
108
130
うち自殺請求件数
1
2
2
4
93
100
92
112
122
121
うち自殺認定件数
0
1
2
3
11
19
31
43
40
45

 ○認定件数は当該年度に請求されたものに限るものではない。
 ○平成11年9月に、精神障害等の判断指針が策定されている。



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最終更新日(H18.1.22)