労働基準法等違反・処罰情報
の関連資料としてマスコミ報道を集めた。
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労働基準法違反
労働安全衛生法違反
2005年分

 

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(検察庁)送致日
犯罪事実等(報道概要)
備考
     
2005.12.28 丸亀の今治造船爆発事故・副工場長ら略式起訴 下請け業者2社も−丸亀区検(香川)

 丸亀市昭和町の「今治造船」(本社・愛媛県今治市)丸亀事業本部丸亀工場で昨年8月、建造中の運搬船で爆発が起き、作業員4人が死傷した事故で、丸亀区検は28日、同工場の安全管理責任者の副工場長(57)ら5人を業務上過失致死傷などの罪で、同社と下請け業者2社を労働安全衛生法違反の罪で丸亀簡裁に略式起訴した。丸亀労働基準監督署が同法違反の疑いで書類送検した各下請け業者の社長と取締役は起訴猶予処分とした。
 起訴状などによると、昨年8月26日、運搬船の船底でガスバーナーによる溶断作業と塗装作業が同時に実施され、塗料に含まれるシンナーなどが気化して充満、溶断作業の火花が引火して爆発。男性作業員2人が死亡するなどした。5人は塗装作業と火を使う作業を同時にすれば爆発などが起きる危険性を認識しながら、作業前の安全確認など業務上の注意を怠った。今治造船と下請け業者2社は爆発などの危険を防止するための措置を取らなかった。今治造船の安全基準では、塗装作業中は火気厳禁にしていたという。
 ◇下請けの塗装会社を略式起訴−−常石造船事故
 また、丸亀区検は28日、多度津町の常石造船多度津工場で昨年10月、建造中の貨物船内で爆発、4人が死傷した事故で、下請けの塗装会社を労働安全衛生法違反の罪で略式起訴した。死亡した作業の現場責任者(当時48歳)は不起訴処分とした。
 起訴状などによると、昨年10月12日、現場責任者が塗装作業後のエンジンルーム底にあるオイルタンクを換気するため、換気扇のコンセントを入れた際にプラグから火花が発生、タンク内に充満した可燃性ガスに引火して爆発した。同社は、同法で義務付けられた火花が飛ばない構造の換気扇を使用するなど、爆発の危険を防止する措置を取らなかった。(毎日新聞)

安衛法違反
(安全措置義務等違反 )
2005.12.15 感電死事故で社長らを書類送検−大津労基署(滋賀)

 大津労働基準監督署は15日、労働安全衛生法違反の疑いで、栗東市御園の電気工事会社「ヤマモト電気商会」と社長(65)を書類送検した。
 調べでは、9月14日に栗東市上砥山の金属加工工場で、製造装置と分電盤をケーブルで接続する作業をしていた同社の男性社員=当時(45)=が、分電盤の充電部分に接触して、感電死した。同社と社長は充電部分に絶縁用防具を装着せず、社員に保護具を着用させていなかった疑い。 (京都新聞)

安衛法違反
(安全措置義務等違反 )
2005.12.9 工場火災−工場長代理を書類送検 有資格者、作業立ち会わず−いわき労基署(福島)

 ケミクレア(東京都中央区日本橋)小名浜工場で今年5月起きた火災で、いわき労働基準監督署は9日、同社と同工場長代理兼生産管理部長(45)を労働安全衛生法違反(作業主任者選任違反)容疑などで地検いわき支部に書類送検した。
 同監督署の調べによると、5月11日午後6時ごろ、いわき市泉町の第4工場内で第一種圧力容器(反応釜)で化学薬品を製造する作業をしていた際、第一種圧力容器取扱作業主任者が立ち会い、作業をしなければならなかったにもかかわらず、この時間帯の作業には同工場に3人いる有資格者がだれも立ち会っていなかった疑い。
 このため、釜の温度や内圧の急上昇に対処できず、午後6時10分ごろ、爆発、火災が起こり、同工場、資材置き場、研究棟を全焼、容器保管倉庫を半焼し作業員3人がやけどを負った。火災が起きた第4工場は4直3交代の勤務制のため、本来なら4人の資格者が居なければならないが、第4工場の有資格者は1人だけだった(毎日)

安衛法違反
(管理者未選任 )
2005.12.6 賃金不払い-3700万円容疑、縫製会社を書類送検−宮崎労基署(宮崎)

 中国人実習生ら従業員計65人に総額約3745万円の賃金を支払わなかったとして、宮崎労働基準監督署は6日、西都市清水の縫製工場「ハーマニィ西都」(2月に事業閉鎖)と、同社の男性社長(57)を労働基準法違反(賃金不払い)容疑で宮崎地検に書類送検した。
 同署の調べでは、同社は従業員47人への昨年5月〜今年2月の9〜2カ月間分の賃金計3059万1160円▽外国人技能実習生の中国人女性18人への一昨年12月〜昨年10月と、昨年12月〜今年1月の10〜1カ月間分の賃金686万1818円の計3745万2978円を支払わなかった疑い。社長は「資金繰りが悪化したためだった」と容疑を認めている。国の制度に基づき、実習生には賃金が立て替え払いされ、既に10人が帰国。残りは県外の縫製工場に再雇用されたという。(毎日)

労基法違反(賃金不払)
2005.11.18 労働安全衛生法違反容疑で工場長らを書類送検−和歌山労基署(和歌山)

 和歌山労働基準監督署は18日、引火性のある危険物がある場所で必要な危険防止策を講じなかったとして、機械器具製造業「森川鉄工」(和歌山市雑賀崎)と工場長(44)を、労働安全衛生法違反容疑で和歌山地検に書類送検した。
 調べでは、5月17日朝、同社工場塗装棟内で、男性パート従業員(75)が段ボールを作る機械を組み立てていたところ、機械に付いた油をふきとるためのシンナーを含む布に電動やすりの火花が着火し、作業着に燃え移った。男性は胸から下にやけどを負い、入院先の病院で6月23日に死亡。工場長は現場を指揮監督していたが、火花が発生する機械を使用させるなど、危険防止措置を講じなかった疑い。(毎日)

安衛法違反
(安全措置義務等違反 )
2005.11.18 賃金不払いで業者を書類送検・秋田の資格講習会社−秋田労貴署(秋田)

 雇用した労働者3人に賃金を支払わなかったとして、秋田労働基準監督署は18日、秋田市の「建設技術サービス」の代表(47)を労働基準法違反(賃金不払い)で秋田区検に書類送検した。同署の調べでは、同社代表は建設関係の資格取得の講習事業を行っていた04年、いずれも営業職で雇用していた秋田市内の女性3人に対し、所定の支払期日までに賃金総額約42万円(1人当たり10万〜15万円)を支払わなかった疑い。
 同署は被害女性らの申し立てを受け、同年9月ごろから行政指導を行い、1人当たり約3万5000円が同社から被害者に支払われたものの、その後は支払いがないという。同社は18日現在、事業を継続しているという。(毎日新聞)

労基法違反(賃金不払)
2005.11.16

自動車部品製造会社を書類送検・鋳型装置で男性死亡−山形労貴署(山形)

 山形労働基準監督署は16日、自動車部品製造業の「ハラチュウ」(山形市立谷川2)と同社第一製造部長の男性(57)を労働安全衛生法違反容疑で山形地検に書類送検した。同工場で7月27日、2種類の型枠を合わせて一つの鋳型にする装置に、男性従業員が頭部をはさみ死亡した事故で、この装置に安全装置を設けなかった疑い。(毎日)-

安衛法違反
(安全措置義務等違反 )
2005.10.13 手りゅう弾事故-課長を書類送検-岩見沢労基署(北海道)

 北海道美唄市光珠内の「北海道日本油脂」で3月、陸上自衛隊の手りゅう弾が処理作業中に爆発し2人が死傷した事故で、岩見沢労働基準監督署は13日、同社と当時の第2製造課長(45)を労働安全衛生法(作業指揮者の選定)違反容疑で札幌地検岩見沢支部に書類送検した。 (毎日)

安衛法違反
(安全措置義務等違反 )
2005.10.12 多度津町の建造貨物船爆発-下請け塗装業者などを書類送検−丸亀労基署(香川)

 多度津町の常石造船多度津工場で昨年10月、建造中の貨物船内で爆発、作業の現場責任者(当時48歳)1人が死亡、作業員3人が負傷した事故で、丸亀労働基準監督署は12日、下請けの塗装業、エンジニアサービス(坂出市)と死亡した現場責任者を労働安全衛生法違反の疑いで、高松地検に書類送検した。
 同署によると、昨年10月12日午後2時35分ごろ、現場責任者が、塗装作業後のエンジンルーム底にあるオイルタンクを換気するため、ポータブルの換気扇のコンセントを入れた際にプラグから火花が発生。塗料に含まれるシンナーが気化してたまっていたトルエンなどに引火、爆発した。同社と現場責任者は、同法で義務づけられている火花が飛ばない構造の防爆型の換気扇を使用していなかった。(毎日)

安衛法違反
(安全措置義務等違反 )
2005.10.12 労働安全衛生法違反-寒河江の死亡事故で書類送検-山形労基署(山形)

 寒河江市寒河江で5月12日に起きた死亡事故で、山形労働基準監督署は12日、同市日田の建設業「建図」と現場責任者の男性従業員(29)を、労働安全衛生法違反の疑いで山形地検に書類送検した。同署によると、最上川の中州で男性にブルドーザーを運転させて護岸工事をさせる際、転落の危険を防止する措置をとらなかった疑い。男性はバックして車両ごと川に転落し、死亡した。(毎日)

安衛法違反
(安全措置義務等違反 )
2005.10.11 労働安全衛生法違反容疑で書類送検−中津労基署(大分)

 中津労基署は、11日、宇佐市安心院町妻垣の土木工事会社「矢野組」(衛藤太一社長)と同社取締役の男性(67)を同町山ノ口の河川のり面の工事現場で、4月27日、安全確保のための誘導員を置かず、小型運搬特殊車両を運転資格のない男性作業員(当時70歳)に運転させた疑いで大分地検に書類送検した。車両は同日午後4時20分ごろに路肩から約2メートル下の空き地に転落、作業員は車の下敷きとなり死亡した。(毎日)

安衛法違反
(安全措置義務等違反 )
2005.10.6 貨物船爆発で書類送検 副工場長ら安全管理に問題 −丸亀労基署(愛媛)

 香川県丸亀市の今治造船丸亀事業本部丸亀工場で昨年8月、建造中の大型貨物船で爆発が起き4人が死傷した事故で、県警捜査1課と丸亀署は6日、安全管理に問題があったとして業務上過失致死傷の疑いで副工場長(57)、塗装チーム主任(54)ら計5人を書類送検した。
 当時、船内では火を使う作業と塗装作業が同時に行われていた。県警は、そうした状況では爆発する危険性を認識しながら、5人は互いの作業予定を事前に知らせたり、安全確認をしたりする注意義務を怠ったと判断した。
 調べでは、2004年8月26日午後4時10分ごろ、貨物船船尾の船倉で不要になった足場を溶断していた火花が、その下の「ロワスツール」という区画に流れ落ち、同区画での塗装作業で発生した可燃性ガスに引火し爆発。作業員2人が死亡、2人が負傷した。
 丸亀労働基準監督署は6日、労働安全衛生法違反の疑いで、同社と副工場長らを書類送検した。
(共同通信)

安衛法違反
(安全措置義務等違反 )
2005.10.5 焼酎タンク内事故、廃棄物処理会社の社長、書類送検−加治木労基署(鹿児島)

 牧園町の焼酎工場で6月、焼酎かすのタンク内に入った男性作業員2人が倒れた事故で、加治木労働基準監督署は5日、労働安全衛生法違反の疑いで、焼酎かすの回収を委託されていた鹿屋市祓川町の廃棄物処理会社「松迫産業」と同社社長(72)を鹿児島地検加治木支部に書類送検した。
 調べでは、同社と社長は6月1日、同町の焼酎工場のタンクで社員6人に焼酎かすの回収や清掃などをさせた際、酸素欠乏などの危険があるにもかかわらず、同法で義務付ける酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者を選任しなかった疑い。タンク内で焼酎かすを回収していた社員(53)が重い低酸素脳症で現在入院中のほか、助けようとした同僚(49)も軽い硫化水素中毒となった。
(毎日)

安衛法違反
(酸欠則違反、作業主任者未選任)
2005.10.4 いちやまマート、残業代を不払い 社長ら書類送検−甲府労基署(山梨)

 甲府労働基準監督署は4日、県内大手のスーパー「いちやまマート」(玉穂町若宮)が従業員の残業代総額約620万円を支払わず、虚偽の是正報告書を提出したとして、同社と社長(52)、人事教育部長(53)を労働基準法違反の疑いで甲府地検に書類送検したと発表した。全店的な残業代の不払いがあるとして、同署は全従業員の過去2年分の残業代約2億7000万円も支払うよう同社を指導した。
 調べでは、同社と社長は3〜8月、玉穂店の社員とパート計39人に対する時間外労働の割増賃金計619万8833円(1人当たり550円〜72万円)を所定の期日に支払わなかった疑い。同署の行政指導を受けた人事教育部長は6月、是正していないにもかかわらず「是正した」と虚偽の報告書を提出した疑い。
 同社によると、玉穂店分の5月までの残業代は既に支払ったといい、6月分以降や他店従業員分は現在計算中。事態を受け、同社は9月に人事教育部を廃止して総務部を新設、再発防止策を検討している。(毎日新聞)

労基法違反
(賃金不払い)
虚偽報告
2005.9.20 ごみ処理施設爆発:点検の業者ら書類送検−高山労基署(岐阜)

 高山市三福寺町の同市資源リサイクルセンター「サンクリーン高山」で昨年5月、処理施設のボイラー内の爆発で点検中の作業員3人が死傷した事故で、高山労働基準監督署は20日、点検作業を請け負ったそれぞれ別の業者の安全管理責任者(41)と現場責任者(40)を労働安全衛生法違反(危険防止義務違反)の疑いで岐阜地検に書類送検した。
 同労基署によると、2人は04年5月、ボイラーの亀裂などを確認するため、可燃性ガスが生じる揮発性のスプレーを使っていたのに、換気など爆発の危険を防止するのに必要な措置をとらなかった疑い。
 この事故は昨年5月19日午前9時ごろ、ボイラー内部に充満していた可燃性ガスに、管の切断作業で生じた火花が引火して爆発し、1人が死亡、2人が大やけどの重傷を負った。〔毎日)

安衛法違反
(安全措置義務等違反 )
2005.9.16 東根の工場爆発:工場長らを書類送検−村山労基署(山形)

 東根市東根甲、医薬品製造・販売会社「エース・ジャパン」第1工場で4月5日にあった爆発事故で、村山労働基準監督署(斎藤功署長)は16日、同社と男性工場長を労働安全衛生法違反の疑いで山形地検に書類送検した。
 同署によると、同社と工場長は、粉末を攪拌(かくはん)槽の液体トルエンに溶かす作業をさせる際、静電気を除去する措置を講じなかった疑い。
 爆発は、粉末から静電気が発生し、トルエンの蒸気に引火したのが原因とみられ、男性従業員3人が重度のやけどなどのけがをした。(毎日)

安衛法違反
(安全措置義務等違反 )
2005.9.16 「労災隠し」で元請け役員ら書類送検−那覇労基署(沖縄)

 那覇労働基準監督署は16日、労災事故を別の場所で起きたように装い、労働者死傷病報告書を約1年間も提出しなかった「労災隠し」があったとして、労働安全衛生法違反の疑いで個人事業主と元請け会社、共犯容疑で元請け会社の役員と事故当時の現場代理人を書類送検した。
 調べでは、昨年7月に久米島の工事現場で、作業員が作業中に右足に加療約2週間の裂傷を負って4日間以上休業したにもかかわらず、事業主らは共謀して労働者死傷病報告書を労基署に提出しなかった。事故は労働者の自宅で起きたように装い、労災保険も使用しなかった。
 那覇労働基準監督署が今年3月、久米島で臨時の総合労働相談所を設けたのを契機に違反が発覚した。同監督署は「建設業界では工事現場での労働災害が公共工事の受注などにマイナスになるとの意識が働き『労災隠し』の傾向が強い」と指摘している。沖縄労働局管内の「労災隠し」の送検は、今年は今回を含め4件目。(琉球新聞)

安衛法違反(労災かくし)
2005.9.15 虚偽報告、労災隠し図る 容疑の運送会社専務ら書類送検−前橋労基署(群馬)

 前橋労働基準監督署は15日、労災を隠したとして前橋市滝窪町の運送会社「川和運輸」と同運輸の専務取締役(49)、前橋市内の住宅資材製造販売会社社長(57)を労働安全衛生法違反(虚偽報告)の疑いで前橋地検に書類送検した。
 調べでは、この住宅資材製造販売会社の構内で4月4日、荷物の積み下ろし作業中の川和運輸の社員が、同社長のフォークリフトにひかれ、右足に休業見込み6カ月の重傷を負った。しかし、同社長は「(労基署に提出する報告書を)川和運輸の構内で起きたことにしてほしい」と依頼。同運輸の専務取締役が虚偽の労働者死傷病報告を同労基署に提出した疑い。(毎日新聞)

安衛法違反(労災かくし)
2005.9.13 労働安全衛生法違反容疑で書類送検−いわき労基署(福島)

 13日、いわき市四倉町の船舶清掃業「公揚環境事業」と同社元環境事業課長(53)を労働安全衛生法違反容疑で地検いわき支部に書類送検した。今年5月23日、同市小名浜下神白にある船架場で、元課長が資格もないのに、フォークリフトを運転して船のタラップ(重さ350キロ)を移動中、このタラップがフォークリフトから外れ、下請け会社の男性社員(当時65歳)が下敷きとなり死亡した。(毎日)

安衛法違反
(安全措置義務等違反 )
2005.9.9 2人死傷の火災で日立製作所を書類送検―日立労基署(茨城)

 茨城県日立市の日立製作所日立事業所海岸工場で2004年9月、作業員2人が死傷する火災があり、日立労働基準監督署は9日、危険防止の義務を怠ったとして、労働安全衛生法違反の疑いで、同製作所と同事業所の男性社員(38)を書類送検した。(時事通信)

安衛法違反
(安全措置義務等違反 )
2005.9.5 賃金未払い容疑、印刷業者を送検-葛城労基署(奈良)

 葛城労働基準監督署は5日、大阪市都島区の印刷会社「池浦工芸」の男性社長(54)と、法人としての同社を労働基準法違反容疑で奈良地検に書類送検した。調べでは、御所市内の同社工場に勤務する従業員2人に対し、昨年5〜7月分と今年3、4月分の給与計約37万5000円を支払わなかった疑い。(毎日新聞)

労基法違反
(賃金不払い)
2005.9.2 労衛法違反容疑で鉄工会社社長を書類送検−高知労基署(高知)

 高知労基署は2日、「ユタカ鉄工有限会社」(高知市葛島3)の男性社長(59)を労衛法違反容疑で書類送検した。同署によると、男性社長は昨年11月6日、南国市蒲原の同社の工場内で、クレーンの玉掛け業務に必要な資格を持たず、労衛法で義務付けられているクレーンの運転に必要な安全教育もさせないまま、男性従業員(当時28歳)にクレーンを使った鉄骨のつり上げ作業を指示した疑い。同日午後3時55分ごろ、重さ約290キロの鉄骨製架台(長さ約8・6メートル、幅約1・5メートル)がクレーンのフックから外れ、下敷きになった男性従業員はまもなく死亡した。

安衛法違反(就業制限違反
2005.9.2

フォークリフト事故で、徳島の廃棄物処理会社など書類送検-徳島労基署(徳島)

 徳島労働基準監督署は2日、フォークリフトの運転資格を持たない従業員に運転をさせたなどとして、徳島市国府町矢野の廃棄物処理業「徳雄産業」と同社の男性運輸部長(33)=名西郡=を、労働安全衛生法違反(就業制限など)の疑いで徳島地検に書類送検した。調べでは、部長らは今年6月17日、同市内の同社工場で鉄くずを運ぶのに、無資格の男性作業員(59)に、フォークリスト(最大荷重1・5トン)を運転させた疑い。フォークリフトは工場内で別の男性作業員(当時61歳)に接触し、死亡させた。(毎日)

安衛法違反(就業制限違反)
2005.9.2

沼田の産廃処理施設従業員事故死「フジモク産廃」を書類送検-沼田労基署(群馬)

 沼田市内の産業廃棄物処理会社「フジモク産廃」施設で3月、作業中の男性従業員(31)がベルトコンベヤーに巻き込まれ死亡した事故で、沼田労働基準監督署は2日、同社と社長(33)を労働安全衛生法(非常停止装置の設置義務)違反の疑いで前橋地検に書類送検した。
 同労基署によると、3月16日午後、同社の産廃中間処理施設で破砕処理作業をしていた従業員が、ベルトコンベヤーのベルトとベルト車にはさまれ、首を打って死亡した。破砕くずを取り除こうとして手を巻き込まれたとみられるが、同法で定められた非常停止装置がなかった。(毎日新聞)

安衛法違反
(安全措置義務等違反 )
2005.8.17 賃金不払いの疑いで土木会社書類送検−大津労基署(滋賀)

 大津労働基準監督署は17日、労働基準法違反(賃金不払い)の疑いで滋賀県栗東市の土木工事会社「中土建設」と同社社長(66)を書類送検した。
 調べでは、同社と社長は、従業員6人に対し、今年1月1日から同31日までの賃金計179万7000円を所定支払期日までに支払わなかった疑い。同社は今年2月、手形の不渡りで銀行取引停止となったという。(京都新聞)

労基法違反
(賃金不払い)
2005.8.17 賃金不払い・ホテル経営者ら書類送検−旭川労基署(北海道)

 旭川労働基準監督署は17日、層雲峡のリゾートホテル「ホテル層雲」と旭川市の「旭川ロイヤルホテル」を経営する「栄光開発」と林社長、専務の1法人、2個人を労働基準法違反容疑で、旭川地検に書類送検した。調べによると、林社長らは給与や時間外・休日出勤に対する割増賃金を毎月の支払日に支払わなかった疑い。

労基法違反
(賃金不払い)
2005.8.16 作業員下敷き死 松阪の土砂採取業者、労安法違反容疑で書類送検−松坂労基署(三重)

 松阪労基署は16日、松阪市大津町の土砂採取販売事業者(70)を労働安全衛生法違反の容疑で津地検松阪支部に書類送検した。
 調べでは、今年2月16日、同市中万町の土砂採取場でショベルカーを運転していた男性作業員(当時65歳)が路肩から転落、ショベルカーの下敷きになり死亡した。この事業者は運転資格のない作業員にショベルカーを運転させた疑い。 〔毎日三重版〕

安衛法違反(就業制限違反)
2005.8.16 男性作業員が死亡 労安法違反容疑、社長ら書類送検−松阪労基署(三重)

 松阪労基署は16日、三重道路(明和町斎宮)と、同社社長(53)らを労働安全衛生法違反の容疑で津地検松阪支部に書類送検した。
 調べでは、今年2月28日、同町内の道路舗装工事でアスファルトをならす作業をしていた男性作業員(当時71歳)がバックしてきたタイヤローラー車にひかれ死亡した。社長らは危険防止義務を怠り、ローラー車の走行区域に人を立ち入らせた疑い。 〔毎日三重版〕

安衛法違反
(安全措置義務等違反 )
2005.8.10 労安法違反容疑で、製造会社など書類送検−松江労基署(島根)

 松江労働基準監督署は10日、電気機器製造会社「豊島製作所」(安来市門生町、豊嶋悟社長)と同社の専務(58)ら2人を労働安全衛生法違反容疑で松江地検に書類送検した。調べでは、2人は、6月1日、同社の男性従業員(43)が、210ボルトの電流を使って配電盤の検査をする際、ゴム手袋を付けさせるなど、感電防止策を怠った疑い。男性従業員は同日、素手で配電盤の検査中に感電して死亡した。(毎日)

安衛法違反
(安全措置義務等違反 )
2005.8.4

賃金不払容疑でレストラン経営者を書類送検−玉野労基署(岡山)

 玉野労基署は4日、玉野市築港の地中海風レストラン「クッチーナ・デ・ウーノ」(04年11月閉店)の男性経営者(37)を労働基準法違反(賃金不払い)容疑で岡山地検に書類送検した。
 調べでは、経営者は30代男性調理師の2カ月分の給与計44万円など、従業員延べ37人分の10〜11月分の給与計約225万3000円を支払わなかった疑い。同署は昨年11月、従業員の申告を受けて調査。行政指導を繰り返したが改善されず、書類送検に踏み切ったという。レストランは、テレビ番組などで知られる料理人、平野寿将氏がプロデュースし、03年11月に開店。直営や地元業者などの複数店が入る形式で当初は人気を呼んだが、客足が伸びず約1年で閉店した。(毎日)

労基法違反
(賃金不払い)
2005.7.25 落下防止措置怠り、業者を書類送検−京都下労基署(京都)

 京都下労働基準監督署は25日、民家の屋根で瓦のふき替えをした作業員に落下防止用の安全帯をさせなかったとして、労働安全衛生法違反の疑いで、滋賀県大津市の建築業者(56)を書類送検した。
 監督署によると、6月8日、京都市山科区の民家の屋根で、瓦ぶきをしていた区内の作業員(41)が屋根からはしごで降りる際、誤って地面に転落し、頭を打って死亡した。建築業者は作業員に安全帯を使用させるなどの措置が必要であったのに怠った疑い。(京都新聞)

安衛法違反
(安全措置義務等違反 )
2005.7.21 労働安全衛生法違反容疑で社長を書類送検-須崎労基署(高知)

 須崎労基署は21日、土佐市家俊の建築会社「尾崎工務店」と、同社社長(61)を労働安全衛生法違反の疑いで地検須崎支部に書類送検した。調べでは3月2日、同社の木材加工工場で、焼却用の穴(幅約3メートル、奥行き約5メートル、深さ約2メートル)にフォークリフトを使って廃材を投入する作業中の男性従業員(55)が、フォークリフトごと穴に転落し、焼死した。同労基署によると、社長は車止めなどの転落防止の措置を怠っていた疑い。(毎日)

安衛法違反
(安全措置義務等違反 )
2005.7.20 鉄工所と専務をクレーンの無資格操作で書類送検−大野労基署(福井)

 大野労働基準監督署は19日、大野市中据の鉄工所「北川建設」(北川文男社長)と同社専務(45)を労働安全衛生法違反の疑いで福井地検に書類送検した。調べでは、今年2月12日午前9時半ごろ、鉄骨を工場内から屋外に移動させる際、法定の特別教育を受けさせず、資格もない労働者2人にクレーンを運転させたり、玉掛け業務をさせた疑い。(毎日)

安衛法違反(就業制限違反)
2005.7.20

老舗ホテルを書類送検=賃金規定など明示せず−甲府労基署(山梨)

 甲府労働基準監督署は20日、甲府市湯村の「常磐(ときわ)ホテル」と同ホテル副支配人の男性(60)を労働基準法違反の疑いで甲府地検に書類送検した。調べでは、同ホテルは4月に採用した5人の新規卒業者に対し、賃金の取り決めなどの労働条件を書面で明示する義務があるにもかかわらず、明示しなかった疑い。また、5月25日、従業員から就業規則の閲覧を求められたが拒否し、規則の周知義務を怠った疑い。(毎日、時事等)
 

労基法(労働条件明示義務違反)
2005.7.15 鳴門の採石場死亡事故、現場責任者を書類送検−鳴門労基署(徳島)

 今年2月、鳴門市北灘町大浦の採石場で、男性作業員(当時53歳)が死亡した労災事故で、鳴門労働基準監督署は15日、誘導者を配置するなど労働安全衛生法で定める安全措置を怠ったとして、作業を請け負っていた「大産建設」(兵庫県尼崎市)と、同社現場責任者の男性(63)=同県伊丹市=を、同法違反の疑いで、徳島地検に書類送検した。
 調べでは、亡くなった男性(同社従業員)は2月7日午前8時15分ごろ、現場責任者ら2人とともに、大型ダンプカーを運び出すための準備作業中、同僚男性(68)の操作するショベルカーのバケットで頭を打ち死亡した。同社や現場責任者は、作業員らが接触する恐れのある場所に立ち入らないよう誘導員を置く必要があったのに怠った疑い。(毎日新聞)

安衛法違反
(安全措置義務等違反 )
2005.7.13 (労災)休業補償240万円詐取 容疑で会社社長ら2人逮捕−(埼玉)

 県警捜査2課と大宮署は13日、▽さいたま市西区プラザ、建設会社社長、田中義彬容疑者(61)▽住所不定、自称建設業、藪博幸受刑者=覚せい剤取締法違反(使用)罪で服役中=の2人を詐欺容疑で逮捕したと発表した。
 調べでは、2人は02年7月、東京都内の住宅工事現場で、藪容疑者が作業中に左肩をひねるけがをしたと偽り、休業補償給付を大宮労働基準監督署(当時)に申請して、同年12月と03年2月の2回、02年7〜12月分の休業補償給付金など計約240万円を同署からだまし取った疑い。
 田中容疑者らは「作業員のトラブル解決のために金が必要だった」などと供述し、ほぼ容疑を認めているという。動機を調べている。(毎日)

刑法(詐欺罪)
2005.7.8 労働安全衛生法違反容疑で書類送検−都城労基署(宮崎)

 都城労働基準監督署は8日、東亜道路工業(東京都港区)と、同社の現場責任者(25)を宮崎地検都城支部に(書類送検)。
 現場責任者は3月14日、三股町内の県の農道整備工事現場で、法定の教育を受けないまま道路舗装用機械(タイヤローラー)を運転中、横転し、近くで作業中の男性(当時72歳)が下敷きになって死亡した。

安衛法違反(就業制限違反)
2005.7.7 労働安全衛生法違反書類送検 作業主任者置かず−弘前労基署(青森)

 ◇男性作業員が中毒死亡
 弘前労働基準監督署は7日、危険な作業を行う際に、法律で義務付けられている作業主任者を置いていなかったとして、弘前市石渡3、カメラレンズ製造販売業、弘都光学と、同社の佐藤徳幸社長(54)を、労働安全衛生法違反の疑いで青森地検弘前支部に書類送検した。昨年10月、男性作業員(当時29歳)がレンズ洗浄中に有害物質を吸い込んだためとみられる中毒症状で死亡していた。
 同社は洗浄液として、体内に入ると肝臓障害などを引き起こすトリクロロエチレンを使用。しかし、洗浄作業を指揮監督する作業主任者を置いていなかった。死亡した作業員は、誤ってレンズを洗浄槽に落とし、引き上げる際に蒸発した液を吸い込んだとみられる。作業員は意識不明となり、約1週間後に化学性肺臓炎で死亡した。(毎日新聞)

安衛法違反
(作業主任者選任義務違反)
2005.6.28

工場爆発、社長ら書類送検=8人死傷事故-茨木労基署(大阪)

 大阪府高槻市のアルミニウム製品加工業「ワイケー工業」で2月、同社社員8人が死傷した工場爆発事故で、大阪府警捜査1課と高槻署は28日、アルミニウム粉じんのずさんな管理が爆発を引き起こしたとして、業務上過失致死傷容疑で、管理責任者の柳川勲社長(64)と長男の康成次長(34)の2人を大阪地検に書類送検した。
 茨木労働基準監督署は、作業場に2つ以上の出入り口を設けなかった労働安全衛生法違反の疑いで、柳川社長と法人としての同社を書類送検した。 
(時事通信)


安衛法違反
(安全措置義務等違反 )
2005.6.20


「東栄化工」など、労安法違反容疑で書類送検-大垣労基署(岐阜)


 大垣労働基準監督署は20日、工業薬品製造販売「東栄化工」(本社・大阪市)と同社取締役岐阜工場長の男性(51)を労働安全衛生法違反の疑いで岐阜地検大垣支部に書類送検した。
 調べでは、工場長は昨年12月25日、安八町牧の同工場で、薬品の原材料を乾燥していた乾燥機に静電気を除去する措置を講じていなかった疑い。このため乾燥機に静電気が発生して爆発、火災となり、男性従業員(44)が全身やけどで翌26日死亡した。 (毎日)

安衛法違反
(安全措置義務等違反 )
2005.6.13

徳山ダム現場死亡事故 無免許でブル運転、男性を書類送検-大垣労基署(岐阜)


 大垣労働基準監督署は13日、揖斐川町の運転手の男性(51)を労働安全衛生法違反の疑いで岐阜地検大垣支部に書類送検した。
 調べでは、運転手は4月5日午前8時半ごろ、同町徳山白谷の徳山ダム建設現場で、無免許でブルドーザーを運転し、土砂に埋まったダンプカーを引き揚げようとした疑い。運転手は誤ってギアをバックに入れたため、ブルドーザーが突然後退。車をつなぐワイヤを支えていた同町鶴見の建設会社従業員の男性(当時62歳)がブルドーザーとダンプカーの間に挟まれ死亡した。 (毎日)

安衛法違反(就業制限違反)
2005.6.6

姫路・労災で書類送検-姫路労基署(兵庫)


 姫路労働基準監督署は6日、姫路市網干区浜田の金属加工業、兵庫ベンダ工業と作業責任者の副工場長(48)を労働安全衛生法違反の疑いで神戸地検に書類送検した。調べでは、同社と副工場長は3月10日11時ごろ、同社工場の資材置き場で鉄骨を搬出作業中、特別教育を受けていない従業員にクレーンを運転させた疑い。積み上げた鉄骨が落下し、作業をしていた男性(65)が下敷きになって死亡した。 (毎日)

安衛法違反(就業制限違反)
2005.6.3 事故防止措置怠り、責任者ら書類送検−大分などの2社−大分労基署(大分)

 大分労働基準監督署は3日、労働安全衛生法違反容疑で、北九州市門司区港町の建設会社「山九」と同社大分支店の工事責任者の男性(33)▽大分市乙津町の機械器具設置会社「日栄」と同社取締役の男性(56)を書類送検した。
 山九と責任者は04年12月、大分市西ノ洲の新日鉄大分製鉄所内で、男性社員(当時55歳)が機械修理中に約3.6メートル下の床に転落死した際、手すりや覆いなどの墜落防止措置を取っていなかった疑い。
 日栄と取締役は今年2月、大分市関の日鉱金属佐賀関製錬所内で、派遣社員の男性(当時38歳)が工場天井の強化プラスチック板を踏み抜き、機械内に落ちて感電死した事故で、歩み板を設けるなどの落下防止措置を取らなかった疑い。(毎日)

安衛法違反
(安全措置義務等違反 )
2005.6.2 危険防止策取らず書類送検−佐伯労基署(大分)

 2日、臼杵市前田、首藤建設と同社の男性社長(60)を労働安全衛生法違反(墜落防止措置義務違反)容疑で大分地検に。今年2月、男性社員(当時62歳)が同市内の住宅建築現場で作業中、高さ約3.7メートルのはりから転落して死亡。同社と社長は当時、足場のない高さ2メートル以上の場所で作業するのに必要な墜落防止ネットや安全ベルトを設置していなかった疑い。(毎日)

安衛法違反
(安全措置義務等違反 )
2005.5.26

労基法違反容疑で書類送検-益田労基署(島根)


 益田労働基準監督署は26日、益田市高津、家具・木製品の製造販売会社「船入工芸」と同社社長(43)を労基法違反(賃金不払い)の疑いで地検益田支部に書類送検した。調べでは同社は、社員30人に対し昨年9月と同10月分の賃金計約738万円を支払い期日に支払わなかった疑い。同社は昨年12月、破産宣告を受け倒産している。

労基法違反
(賃金不払い)
2005.5.26

武川建工らを書類送検−甲府労基署(山梨)


 甲府労働基準監督署は26日、従業員に賃金を支払わなかったとして、笛吹市八代町北、土木建設業「武川建工」と、同社社長(49)を労働基準法違反(賃金不払い)の疑いで甲府地検に書類送検した。
 調べでは、同社は社員7人に対する04年8月分の給料計177万4175円(1人当たり25万〜43万円)を支払期日の同9月10日に支払わなかった疑い。同社では賃金不払いが恒常化しており、04年分で他の社員20人に計約1170万円の不払いがあったが、今回は容疑が固まった分を書類送検した。

労基法違反
(賃金不払い)
2005.5.17

賃金不払いの疑い、建設会社を書類送検−甲府労基署(山梨)


 甲府労働基準監督署は17日、甲斐市富竹新田の建設会社「浅川組」と同社社長(78)を労働基準法違反(賃金不払い)の疑いで甲府地検に書類送検した。調べでは、同社は従業員10人に対し、04年7月21日から9月20日までの2カ月分の賃金計369万円を支払わなかった疑い。同社は04年9月10日に2度目の不渡りを出し、事実上倒産している。社長は「借金返済に使った」と容疑を認めているという。

労基法違反
(賃金不払い)
2005.5.17

安全措置怠り土木会社書類送検-能代労基署(秋田)


 能代労働基準監督署は17日、能代市御指南町、土木会社「西村土建」と同社の現場監督の男性(29)を労働安全衛生法違反(車両系建設機械接触防止義務違反)容疑で秋田地検能代支部に書類送検した。今年3月10日、同社と男性社員は峰浜村塙豊後長根の村道で、道路舗装作業をする大型ローラー(10・5トン)の作業区域に誘導員を置くのを怠った疑い。このため同社の男性社員(59)が後退してきたローラーにひかれ死亡した。(能代労基署調べ)

安衛法違反
(安全措置義務等違反 )
2005.5.9

富士見村の労災事故死・安全教育をせず、専務を書類送検−前橋労基署(群馬)

 富士見村の飼料会社で昨年8月、飼料袋をクレーンで積み込んでいた運送会社社員(当時40歳)が崩れた飼料袋の下敷きになり死亡した労災事故で、前橋労働基準監督署は9日、前橋市の有限会社「吉澤運送」と、同社の安全管理責任者である専務取締役(56)を労働安全衛生法違反の疑いで前橋地検に書類送検した。 同労基署によると、同社と責任者は、クレーン(0・5トン以上5トン未満)運転業務にあたる従業員に対し同法で実施が義務づけられている安全のための特別教育を行わなかった疑い。

安衛法違反
(特別教育実施義務違反)
2005.4.26

必要分の保護具備えず 現場課長を書類送検−倉敷労基署(岡山)

 倉敷市のJFEスチール西日本製鉄所倉敷地区(旧川崎製鉄水島製鉄所)構内の分塊工場で今年1月24日、ガス漏れのため作業員3人が死傷した事故で、倉敷労働基準監督署は26日、工場の操業を担当するJFE物流(本社・東京、岸本純幸社長)と、同社鉄鋼本部西日本事業所倉敷地区の現場担当課長(54)を労働安全衛生法違反(健康障害防止措置義務違反)容疑で岡山地検倉敷支部に書類送検した。

安衛法違反
(健康障害防止措置義務違反)
2005.4.26

さぬきの建設会社などを書類送検−東かがわ労基署(香川)

 東かがわ労働基準監督署は26日、さぬき市鴨庄の植村建設工業と工事現場責任者(35)を労働安全衛生法違反の疑いで、高松地検に書類送検した。同署によると、今年3月4日、同市内の建設工事現場で、同法で義務付けられている掘削作業主任者を置かずに作業。作業員が2メートル下の掘削場所に立ち入ったところ土砂が崩壊、生き埋めになって死亡した。

安衛法違反
(作業主任者選任義務違反)
2005.4.22 個人事業主、労基法違反で書類送検−鹿児島労基署(鹿児島)

 鹿児島労働基準監督署は22日、鹿児島市石谷町で工場を経営していた男性(69)を労働基準法違反(賃金・休業手当不払い)容疑で、鹿児島地検に書類送検した。個人事業主として機械の開発を行っていたが、昨年1月から7月までの間、当時雇用していた労働者延べ30人の定期賃金など手当て総計約750万円を支払わなかった疑い。調べに対し、男性は不払いを認めている。商品化を目指して「省力機械」を開発していたが、スポンサーからの支援が途絶え、資金繰りが悪化したという。(毎日新聞)

労働基準法違反(賃金不払)
2005.4.15

浜松の土木建築会社を書類送検−浜松労基署(静岡)

 昨年10月に引佐町の工事現場で男性労働者(当時58歳)が足場から落ちて死亡した事故で、浜松労働基準監督署は15日、危険防止措置を怠ったとして浜松市の土木建築会社「三立工業」と事故当時に現場責任者だった男性(36)を労働安全衛生法違反の疑いで地検浜松支部に書類送検した。 調べでは、同社と現場責任者は住宅改修現場の地上12メートルでの作業で、労働者に安全帯をつけさせるなどの措置をとらなかった疑い。

安衛法違反
(安全措置義務等違反 )
2005.4.15

摂津の産廃処理工場で労災死、業者ら書類送検−茨木労基署(大阪)

 摂津市安威川南町の産廃処理会社「大阪クリーンテック」の工場で昨年12月、男性従業員(当時24歳)がコンベヤーに巻き込まれ即死した事故で、茨木労働基準監督署は15日、同社と主任を労働安全衛生法違反の疑いで書類送検した。調べでは、囲いを設けるなどの安全措置を取らなかった疑い。

安衛法違反
(安全措置義務等違反 )
2005.4.15 クレーンで吊った荷台が落下し社員死亡/社長らを書類送検 −京都南労基署(京都)

 京都府久御山町の工場で昨年12月、社員が死亡した労災事故で、京都南労働基準監督署は15日、労働安全衛生法違反の疑いで、同町森中内、自動車解体業「アイ・エッチ・エム・トレイド」と社長(29)を書類送検した。
 監督署によると、トラックの解体作業中、クレーンでつり上げられた荷台が約2・5メートル下の床に落下。自動車の部品とともに荷台に乗っていた社員が死亡した。同社と社長はつり荷にロープをかける玉掛けの資格がなく、クレーンの運転に関する教育を受けていない社員に作業を行わせた疑い。(京都新聞)

労働安全衛生法違反(就業制限)
2005.4.14

賃金不払い容疑で京都下労基署が送検−京都下労基署(京都)

 従業員の賃金を7カ月間にわたり所定日に支払わなかったとして、京都下労働基準監督署は14日、南区上鳥場高畠町の「ビーライン印刷」(4年6月に倒産)と同社の社長(67)、役員で社長の妻(67)を労働基準法違反(賃金不払い)容疑で京都地検に書類送検した。
 調べでは、同社は3年11月分から4年5月分までの社員12人の定期賃金計約1150万円を所定日に支払わなかった疑い。社長らは「取引先への支払いや借金返済を優先させた」などと、容疑を認めているという。
 また、社長の長男(42)が同社敷地内で経営していた写真撮影会社「ジタン」(4年6月ごろ倒産)も3年10月分から4年5月分までのカメラマンへの賃金約300万円を同様に支払わなかったとして、同労基署は3月22日、ジ社と長男を書類送検していた。
 両社とも経理は社長の妻が担当しており、同労基署は「家族ぐるみでの不払いで悪質」としている。(毎日朝刊)

労働基準法違反(賃金不払)
2005.4.12 いわきの遺跡労災事故/調査補助員死亡に、罰金の略式命令−いわき簡裁(福島)

 いわき市好間町の遺跡試掘現場で3年12月、男性の調査補助員(当時33歳)が死亡した労災事故で、労働安全衛生法違反の罪に問われた財団法人いわき市教育文化事業団(理事長・白土長運同市助役)と現場責任者の同事業団の男性職員に対しいわき簡裁が、それぞれ罰金30万円と20万円の略式命令を出していたことが11日分かった。
 この事故は、3年12月5日午前11時ごろ、同市好間町の愛谷条里制跡試掘調査現場で試掘現場の壁面が幅約2メートルにわたって崩れ、作業溝を掘っていた男性調査補助員が下敷きとなり死亡した。いわき労働基準監督署が4年10月20日に土石の落下を防ぐなど危険防止をしていなかったとして同法違反容疑で同事業団と男性職員をいわき区検に書類送検していた。(毎日)

判決
2005.4.5 狭山のリフォーム業者を書類送検/墜落防止措置怠る−所沢労基署(埼玉)
 
 所沢労働基準監督署は5日、労働安全衛生法違反の疑いで、狭山市の建築リフォーム業「ヤマニハウスリフォーム」の男性経営者(67)をさいたま地検川越支部に書類送検した。 調べによると、経営者は昨年11月5日、所沢市北所沢町の木造二階建てアパートの高さ5.4メートルの屋根修理現場で、囲いや手すりなどの墜落防止措置を怠った疑い。
 現場で一人で作業していた所沢市の大工男性=当時(66)=が屋根から墜落し、頭などを強く打って間もなく死亡した。同法は、高さ2メートル以上の作業場などで、墜落の危険性がある場合は、足場を付けるなどの墜落防止措置を取ることを義務付けている。
安衛法違反
(安全措置義務等違反 )
2005.3.31 コマツ教習所を業務停止 無資格講師が講習

 北海道労働局は31日、無資格の講師にクレーンなどの建設機械の技能講習をさせていたとして労働安全衛生法違反の疑いで、コマツ教習所(本社、川崎市)の北海道センタ(北広島市)を業務停止(6-2カ月)処分にした。
 コマツ教習所は建設機械大手「コマツ」の子会社。労働局によると、北広島市にある教習所で講習を受けた422人の修了証は無効となる。無効となった受講者には、別の教習所で再講習を受けてもらうなど配慮する予定。調べでは、北広島市のコマツ教習所は2002年4月から2003年3月の間、資格を持っていない非常勤講師14人に、クレーンや高所作業車の運転技能など5種類の講習の講師をさせていた。 (共同通信)

業務停止処分
2005.3.30

労災事故で書類送検−松江労基署(島根)

 松江市浜乃木の松江市立病院建設現場で昨年8月、2階部分の型枠が崩れ、作業員3人が転落して重軽傷を負った事故で、松江労働基準監督署は30日、工事を請け負った共同企業体の代表、大林組(大阪市中央区)と同社の現場所長(59)、型枠工事を請け負った富士ビルド(松江市富士見町)、同社の職長(45)を労働安全衛生法違反容疑で松江地検に書類送検した。
 十分な強度で型枠を支えていなかった疑いなどが持たれている。

安衛法違反
(安全措置義務等違反 )
2005.3.29

労災を報告せず書類送検−花巻労基署(岩手)

 花巻労働基準監督署は29日、北上市幸町のビルメンテナンス会社「北上ビルメン」と同社の元管理部長の男(60)を労働安全衛生法違反の疑いで盛岡地検花巻支部に書類送検した。昨年2月6日、湯田町大渡の秋田自動車道湯田インターチェンジ付近で、除雪作業をするために車線変更の誘導作業していた男性(51)が転倒、ろっ骨を骨折して4日以上休んだ。だが、報告書を労働基準監督署に9カ月以上提出しなかった疑い。

安衛法違反(労災かくし)
2005.3.25

違法な時間外労働で書類送検−山形労基署(山形)

 山形労働基準監督署は25日、山形市北町1の印刷業「藤庄印刷」と同社役員2人を、労働基準法違反(違法な時間外労働)容疑で山形地検に書類送検した。同社は04年10〜12月、上山市蔵王の森の工場で従業員8人に対し、1日4時間45分、1カ月42時間以内と定めた同社の労使協定の限度を超えて時間外労働をさせた疑い。

労基法違反(違法な時間外労働)
2005.3.25

摂津の労災死、業者ら書類送検−茨木労基署(大阪)

 摂津市鳥飼本町2の産廃処理会社「田中資材」の工場内で昨年12月、男性社員(62)がホッパー(深さ4メートル)内の土砂に埋まり窒息死した事故で、茨木労働基準監督署は25日、同社と社長(65)を労働安全衛生法違反の疑いで書類送検した。調べでは、命綱をつけるなど安全措置を取らなかった疑い。

安衛法違反
(安全措置義務等違反 )
205.3.24

労災隠し容疑、3人を書類送検−岸和田労基署(大阪)

 岸和田労働基準監督署は24日、労働災害を隠したうえで虚偽の労働者死傷病報告をしたとして、いずれも配管設備工事業の平田設備工業(河内長野市)、大阪管工(浪速区)、土井設備工業(守口市)の3社の社長3人を労働安全衛生法違反容疑で大阪地検に書類送検した。

 調べでは、岸和田市野田町の配管工事現場で昨年2月2日、平田設備工業の従業員(53)が脚立から転落して頭に2カ月の重傷を負った。しかし、3人は共謀して事故を隠し、大阪管工の倉庫でけがをしたと偽って大阪中央労基署に届け出た疑い。

 工事は大手ゼネコンが元請けで、大阪管工が1次下請け、土井設備工業が2次下請け、平田設備工業が3次下請けとして施工しており、3人は「ゼネコンに迷惑を掛けたくなかった」と供述しているという。(毎日新聞)

安衛法違反(労災かくし)
2005.3.24 人材派遣会社最大手「スタッフサービス」会長ら書類送検−大阪労働局

 人材派遣会社最大手「スタッフサービス」(グループ本部・東京)が2003年、会社ぐるみで長時間労働とサービス残業をさせていたとして、大阪労働局は24日、労働基準法違反(割増賃金不払いなど)の疑いで同社の岡野保次郎会長、中山堯社長ら幹部5人と法人としてのスタッフサービスを書類送検した。
 岡野会長らは調べに対し「全国でサービス残業と不払い賃金があったことは知っていたが、改善を怠った」と話しているという。
 調べによると、スタッフ社は2003年7月から11月末にかけて、大阪本社の営業社員8人に毎日最大4時間のサービス残業をさせ、割増賃金約225万円を支払わなかった疑い。(共同通信)

労働基準法違反(割増賃金不払違反)
2005.3.23

無資格でクレーン付きトラックを運転した男を書類送検−岡山労基署(岡山)

 岡山労働基準監督署は23日、無資格でクレーン付きトラックを運転したとして、岡山市内の土木工事業者の男性従業員(28)を労働安全衛生法違反容疑で岡山地検に書類送検した。 調べでは男は昨年11月30日、同市大供3の市道で、無資格でクレーン付きトラックを運転。クレーンのアームを格納しなかったため、電話線にひっかけ、はずみで倒れた電柱が倒れ、通りかかった女性(当時76歳)に直撃、重傷を負わせた疑い。女性は今年2月1日に死亡した。

安衛法違反(無資格運転)
2005.3.23

2社を書類送検−甲府労基署(山梨)

 甲府労働基準監督署は23日、コンクリート製造業「フジプレコン」(本社・都留市田野倉)と同社社長(52)を労働安全衛生法違反で、ニット製造業の「マルシンニット」(本社・甲府市上石田2)と同社社長(67)を労働基準法違反の疑いで、それぞれ甲府地検に書類送検した。 同署によると、フジプレコンは昨年12月20日、南アルプス市の工場で、資格を持っていない労働者2人にフォークリフトを運転させた疑い。

安衛法違反(無資格運転)
労基法違反
2005.3.22

労働安全衛生法違反容疑で書類送検−上野労基署(三重)

 上野労働基準監督署は22日、手すりなどを設けなかったため男性社員が転落死したとして、東大阪市大蓮東2の電気工事業「伸公電気工業所」と同社社長(67)を労働安全衛生法違反(事業者の講ずべき措置等)容疑で津地検伊賀支部に書類送検した。 調べでは、男性社員(当時61歳)は04年7月28日、伊賀市治田の倉庫天井で、フォークリフトに乗り照明器具を取り付けていたが、同社が手すりや囲いなどの安全措置を取らなかったため、高さ4・5メートルから転落死した疑い。

安衛法違反
(安全措置義務等違反 )
2005.3.22

青果卸の荷受け場で運送会社員が死亡/業者ら書類送検−大阪中央労基署(大阪)

 浪速区敷津東の青果卸売会社「南大果」の荷受け場で昨年12月、フォークリフトが無人で走り出し、運送会社の男性社員(64)=長崎県島原市=がフォークリフトとトラックに挟まれ死亡する事故があり、大阪中央労働基準監督署は22日、南大果と同社取締役(57)を労働安全衛生法違反の疑いで書類送検した。調べでは、エンジンを止めるなどの安全措置を取らなかった疑い。

安衛法違反
(安全措置義務等違反 )
2005.3.22

安中の従業員転落死/労安法違反容疑で書類送検−高崎労基署(群馬)

 高崎労基署は22日までに、安中市板鼻、群馬酒造と安全管理担当の課長(43)を労働安全衛生法違反の疑いで前橋地検高崎支部へ書類送検した。
 調べでは、同社と課長は昨年9月10日昼ごろ、同社工場内の貯蔵室で男性従業員(67)が高さ2・8メートルの清酒のタンク上部で清掃作業中、コンクリート床に転落し頭を打って即死した事故で、転落防止用の囲いや手すりなど設けていなかった疑い。 (毎日)

安衛法違反
(安全措置義務等違反 )
2005.3.18

賃金不払容疑で事業主を書類送検−平塚労基署(神奈川)

 平塚労働基準監督署は18日、従業員8人に4カ月間の賃金を支払わなかったとして、伊勢原市下落合、有限会社・オーエムラインと代表取締役の男性(41)を労基法違反(賃金不払い)の疑いで横浜地検小田原支部へ書類送検した。 同署によると、同社は食肉のトラック輸送などをしていたが、昨年6月から9月まで4カ月間、従業員8人の賃金693万4000円を支払わなかった疑い。

労基法違反(賃金不払)
2005.3.18

ホテル外壁倒壊:清水建設など書類送検−旭川労基署(北海道)

 北海道旭川市の旧ニュー北海ホテル解体現場で昨年12月6日に起きた外壁倒壊事故で、旭川労働基準監督署は18日、清水建設(本社・東京都)北海道支店建築部の工事主任(46)、同工事係員(48)、市内の工事下請け会社、同社工事係長(36)の2法人・3人を労働安全衛生法違反(下請け指導、用途外使用など)の疑いで旭川地検に書類送検した。

 調べでは、下請け会社は、掘削用車両である油圧ショベルを使って外壁を引き倒す作業をするなど用途外に使用し、清水建設は元請業者としてこれを是正する義務を怠るなどした疑い。この事故では、約210トンの外壁が市道側に崩落し、作業員2人がけがをした。(毎日新聞)

安衛法違反(下請け指導、用途外使用)
2005.3.18

賃金不払い容疑で書類送検−宮崎労基署(宮崎)

 宮崎労基署は18日、宮崎市生目台東、土木建設業「卓工業」の男性経営者(40)と、佐土原町下那珂、鉄筋工事業「横山鉄筋」の女性経営者(65)を賃金不払い容疑で書類送検。男性は2年12月と3年5〜8月分の社員7人の賃金計約171万円を、女性は昨年3〜7月分の社員3人の賃金計約83万円を支払わなかった疑い。両社とも「業績不振」で倒産している。(毎日新聞)

労働基準法違反(賃金不払)
2005.3.18

労働安全衛生法違反容疑で書類送検−宮崎労基署(宮崎)

 宮崎労基署は18日、新富町新田、食肉製造業「末永産業」の男性経営者(52)ら3人と、同町の食肉加工「宮崎サンフーズ」と男性取締役(48)を労働安全衛生法違反容疑で書類送検。昨年8月6日、サンフーズの工場で換気扇(重さ約20キロ)が落下し、作業中の同産業女性社員(71)が頭部を負傷。経営者ら3人は落下防止の措置を講じていなかった疑い。サンフーズと取締役は安全委員会などを設置していなかった疑い。(毎日)

安衛法違反(委員会未設置)
2005.3.18

従業員の給料112万円支払わず 経営者を書類送検−都留労基署(山梨)

 都留労働基準監督署は18日、従業員に賃金を支払わなかったとして、山中湖村山中の飲食店経営・製麺業「ちく善」と、同社社長(58)を労働基準法違反(賃金不払い)の疑いで甲府地検に書類送検した。

 調べでは、同社は昨年8月1日〜10月31日、西桂町内のラーメン店で働く従業員5人の給料計112万7830円(1人当たり約9万円〜約43万円)を所定の期日に支払わなかった疑い。社長は「個人的借金の返済に充てた」などと話しているという。同労基署は1月に元従業員からの申告を受け、同社に2月15日までの違反是正を勧告。改善が見られず書類送検に踏み切った。(毎日新聞)

労働基準法違反(賃金不払)
2005.3.18 作業中の男性死亡事故で現場責任者と社長ら書類送検−彦根労基署(滋賀)

 彦根労基署は18日、昨年10月の彦根市古沢町の住友大阪セメント彦根工場解体工事現場での死亡災害事故で、工事元請の福井市春山2、建物解体業「吉勝重建」と現場責任者(40)を労働安全衛生法(協議組織の設置・運営)違反容疑で、被災者を雇用する福井県敦賀市の溶接業「原工業」と同社長(68)を同法(調査・作業計画)違反容疑で大津地検に書類送検した。

 調べでは、10月12日午前10時半ごろ、工事現場の5階建てサイロの4階部分でガス溶断作業中の原工業の男性作業員(当時35歳)を天井から落下したサイロの一部(重さ約10トン)が直撃し、作業員は死亡した。

安衛法違反(協議組織の設置・運営)
2005.3.17

西淀川の労災死亡事故で社長ら書類送検−西野田労基署(大阪)

 西淀川区中島2の金属メッキ加工「関西工業」の工場内で昨年3月、男性社員(当時57歳)がトリクロロエチレンの入った洗浄槽(長さ2・2メートル、幅0・9メートル、高さ2・4メートル)内で中毒死する事故があり、西野田労働基準監督署は17日、同社と社長(57)を労働安全衛生法違反の疑いで書類送検した。調べでは、作業にあたり、法令で定めた有機溶剤作業主任者に現場指揮を指示しなかった疑い。

安衛法違反(作業主任者未選任)
2005.3.17

賃金2年間、期日未払い 社長ら書類送検−さいたま労基署(埼玉)

 さいたま労働基準監督署は17日、菓子製造販売の山口屋(さいたま市浦和区)が賃金を期日に支払っていなかったとして、同社と社長の男性(52)、前社長の女性(76)を労基法違反(賃金不払い)容疑でさいたま地検に書類送検した。
 調べでは、同社は03年1月から04年12月までの2年間、従業員38人に対して約1億円の給与を所定の期日に支払わなかった疑い。 同署によると、同社は02年ごろから賃金の支払いが遅れがちになったという。従業員からの相談も多く寄せられ、行政指導を行ったが是正されなかったという。

労働基準法違反(賃金不払)
2005.3.17

労災事故で書類送検−福岡東労基署(福岡)

 福岡東労働基準監督署は17日、古賀市青柳の「古賀生コンクリート」と同社社長(70)を労働安全衛生法(危険防止措置義務)違反容疑で福岡地検に。昨年12月15日、本来掘削用のパワーショベルを重さ約2トンのコンクリートブロックの移動、設置作業に使用した疑い。パワーショベルがブロックをつり上げ、移動させる際に、男性社員(48)が設置済みのブロックとの間に挟まれ、死亡した。

安衛法違反
(安全措置義務等違反 )
2005.3.17

部長ら書類送検−九州西労基署(福岡)

 04年1月に北九州市若松区の太平工業(本社・東京)のパーティクルボード事業部北九州ボード工場で従業員3人が死傷した爆発事故で、北九州西労働基準監督署は17日、同社の事業部長(55)と同工場を労働安全衛生法(危険防止措置)違反容疑で福岡地検小倉支部に書類送検した。 調べでは、04年1月5日夜、鉄製プレス機周辺で爆発が発生、工場約5000平方メートルを焼いた。男性従業員(当時33歳)が全身やけどで1カ月後に死亡、2人がやけどを負った。部長は責任者として爆発や火災を防ぐ措置を講じなかった疑い。

安衛法違反
(安全措置義務等違反 )
2005.3.11

内職労働者の61万円を 富士吉田の男を書類送検−−都留労基署(山梨)

 都留労基署は11日、シール張りや袋詰めなどの内職を委託した労働者に賃金を支払わなかったとして、富士吉田市内の内職あっせん業の男(50)を家内労働法違反の疑いで甲府地検に書類送検した。

 同署によると、男は4年10〜12月までの間、内職労働者28人に袋詰めなどの内職を委託したにもかかわらず、賃金計61万2000円を支払わなかった疑い。男は「支払うべき賃金は設備投資などの借金返済にあてた」と容疑を認めている。同署は1月、労働者からの申し出を受けて男の事務所に立ち入り検査。男は是正勧告に従わず、同署は書類送検に踏み切った。(毎日)

家内労働法違反(工賃不払)
2005.3.10

運送業者を労災かくしの容疑で書類送検−姫路労基署(兵庫)

 従業員が作業中にけがをしたことを報告しなかったとして、姫路労働基準監督署は10日、運送業、丸運液体輸送山陽(岡山県倉敷市松江)と同社の姫路営業所長(58)を労働安全衛生法違反容疑(労災隠し)で神戸地検に書類送検した。

 調べでは、昨年1月8日、男性従業員(44)が滝野町高岡の建設資材製造会社で重油を移し替えている最中に右足首に2週間のけがを負ったのに、労基署に届け出なかった疑い。同法は4日以上の休業が必要なけがを従業員が作業中に負った場合、即座に報告するよう義務づけている。従業員が労災保険の適用を求めたことから明らかになった。〔毎日播磨・姫路版〕

安衛法違反(労災かくし)
2005.3.7

生き埋め死亡事故/現場責任者らを書類送検−能代労基署(秋田)

 県が発注した山本町志戸橋のほ場整備工事で昨年10月、用水管埋設中の男性作業員2人が生き埋めとなり死亡した事故で、能代署は7日、元請けの土木会社「高橋土木」=山本町外岡=の現場責任者(53)▽下請けの「齊勇組」=琴丘町鹿渡=の重機作業員(53)▽測量士(22)の男性3人を業務上過失致死容疑で秋田地検能代支部に書類送検した。
 同署などによると、測量士は掘削範囲を明示せず口頭などで指示、重機作業員は指示書とは異なる方法で掘削した上、土砂を付近に放置。現場責任者は事故当時現場から離れるなどそれぞれが注意義務を怠った結果、掘削した側面の土砂が崩れ、事故を招いた疑い。
 元請けの高橋土木は、こう配をつけて掘削するよう指示していたが、作業員は「作業効率を優先するため直角に掘った」と話しているという。

 また能代労基署は同日、現場責任者と重機作業員に加え、「齊勇組」社長(60)と同社を労働安全衛生法違反(監督義務違反など)容疑で同地検能代支部に書類送検した。社長は必要な作業計画書を作成せず、作業主任者を選任しなかった疑い。(毎日新聞)

安衛法違反
(作業計画未作成、監督義務違反 )
2005.3.4

大田の運送業者、長時間労働の容疑で書類送検−大田労基署(東京)

 大田労働基準監督署は4日、労働基準法違反の疑いで、大田区東 谷3丁目の運送会社「富士運送」と同社社長(69)を書類送検した。

 調では、同社は9月中旬から10月9日の4週間に、事故を起こして死亡した同社の運転手(当時39)に対し、法定労働時間を超えて違法な時間外労働をさせた疑い。この運転手は常磐道で隣斜線のトラックと接触しガードレールに衝突、運転席から投げ出され死亡した。1週間69時間、1日16時間も仕事をすることがあったという。(東京新聞)

労働基準法違反(時間外労働)
2005.3.4

那須塩原の工場、労災を報告せず書類送検−太田原労基署(栃木)

 大田原労働基準監督署は4日、那須塩原市内の工場での労災事故を同労基署に報告しなかったとして、労働安全衛生法(報告義務)違反の疑いで、タイヤ製造業者「アドミクス」(東京)と、同社社長(56)を宇都宮地検大田原支部に書類送検した。

 同労基署によると、3年5月、同市内の工場で、ブラジル人の作業員男性(当時39歳)が、製造機械の部品交換中の事故で両手親指に3カ月の重傷を負ったにもかかわらず、同労基署に事故発生を報告しなかった疑い。昨年9月、男性と会社側とで治療費の支払いをめぐってトラブルとなり発覚した。同法は4日以上のけがを伴う事故が発生した場合、雇用者はどんな場合でも労基署に事故を報告しなければならないと定めている。(毎日)

安衛法違反(労災かくし)
2005.3.4

川口・鋳物業者を書類送検−川口労基署(埼玉)

 4日、鋳物製品製造業「乾特殊鋳造所」(川口市青木4)と男性社長(57)を労働安全衛生法違反(引火性の物等による危険の防止など)の疑いでさいたま地検に書類送検した。同社と社長は昨年8月23日、男性従業員(当時67歳)に鋳型に塗る引火性の塗型剤をふたのないバケツに入れて運搬させた。男性が転んだ際、通路にあった高温の鋳型に塗型剤をこぼして引火し、全身やけどで死亡させた疑い。(毎日)

安衛法違反
(安全措置義務等違反 )
2005.2.25

ビックカメラを「サービス残業」で書類送検・東京労働局


 家電量販店大手のビックカメラが時間外賃金を支払わずに従業員にサービス残業をさせていたとして、東京労働局は25日、労働基準法違反(割増賃金不払いなど)容疑で新井隆司社長(58)ら役員8人と法人としての同社を書類送検した。同労働局は同社が会社ぐるみでサービス残業を常態化させていたとみている。

 調べによると、ビックカメラは、2002年11月―04年11月にかけて、都内の池袋本店と新宿西口店に勤務していた主任職の従業員約110人(一部は退職)に対し、労基法で時間外労働に対する割増賃金の規定等を適用しないと定める「管理監督者」に当たらないにもかかわらず、支払うべき残業代計約1億2900万円を支給しなかった疑い。

 併せて昨年4―11月にかけて、両店舗の従業員約280人について、労使協定の限度を超える時間外労働をさせていたという。

 同労働局は同社の元従業員の告発を受け、監督署が一昨年、昨年と2回にわたって店舗の立ち入り検査を実施。

労働基準法違反(37条=割増賃金不払・32条第1,2項=時間外労働違反容疑、法人には121条両罰規定を適用。)
2005.1.24 ダム工事で重傷事故労災隠しで書類送検−大淀労基署(大阪)

 大淀労働基準監督署は24日、川上村のダム工事現場での重傷事故を報告しなかったとして、労働安全衛生法違反(労災隠し)の疑いで、宮崎県小林市の田丸組経営の男性(63)を奈良地検に書類送検。また、同ほう助の疑いで、大阪府摂津市のライト工業大阪支店現場責任者の男性(32)も書類送検した。
 調べでは、男性経営者は平成15年2月15日、男性従業員(62)が約2メートルの高さから転落し、左大たい骨内側頚部(けいぶ)骨折の重傷を負う労働災害が発生したにもかかわらず、同基準監督署に報告する義務を怠った疑い。
 男性責任者は、現場責任者として、下請け業者に指揮監督すべき立場であるのに、男性経営者の労災隠しを知りながら黙認し、適切な指示を怠った疑い。(奈良新聞)

安衛法違反(労災かくし)
2005.1.20 労災隠しで書類送検−加治木労基署(鹿児島)

 加治木労働基準監督署は20日、労働安全衛生法違反(労災隠し)の疑いで、姶良町の牧瀬建設と同社社長(69)を加治木区検に書類送検した。調べでは、同社と社長は03年2月、同町内の用水路設置工事現場で男性社員(当時64歳)がコンクリート壁に左腕を挟まれ骨折する重傷を負ったにもかかわらず、労働災害として報告しなかった疑い。(毎日新聞)

安衛法違反(労災かくし)
2005.1.18

足立区内の感電死亡事故・法人と現場責任者を書類送検−足立労基署(東京)

 足立労基署は18日、労働安全衛生法違反の疑いで、練馬区豊玉中三、電気設備会社「三東電機」と同社現場責任者(34歳)を書類送検した。調では、昨年8月11日、足立区内の化学工場内で電気設備増強工事を行っていた同社社員男性(30歳)が蛍光灯器具の敗戦を接続しようとして感電し死亡した。現場責任者は電源を遮断したり、作業方法や順序を社員に徹底するなどの直接指揮を行わなかった疑い。(朝日新聞)

安衛法違反
(安全措置義務等違反 )
2005.1.18

品川の作業場爆発、社長ら書類送検−品川労基署(東京)

 品川区の工作機械製造会社「トップ」(荏原1)の作業場で昨年8月に起きた爆発事故で、品川労働基準監督署は18日、安全対策が不十分だったとして、同社と同社社長(38歳)を労働安全衛生法違反容疑で東京地検に書類送検した。
 同署によると、爆発は硝酸ナトリウムなどの化合物を加熱中に起き、従業員と近くで車を運転していた会社員が飛散した破片などで軽いけがをした。従業員が目を離したすきに爆発したという。(読売新聞)

安衛法違反
(安全措置義務等違反 )
2005.1.18 死亡事故で書類送検−日田労基署(大分)

 18日、日田市三和の電気通信工事会社「諫山通信建設」と同社通信工事班長(43)を労働安全衛生法(危険防止措置義務)違反容疑で大分地検に書類送検した。昨年5月27日、同市大肥の電柱建て替え工事で、移動式クレーンが倒れて男性作業員(当時47歳)が下敷きになって死亡した際、クレーンを安全に使える定格荷重の約2倍の1・06トンの電柱を持ち上げていた疑い。(毎日)

安衛法違反(クレーン則−定格加重オーバー)
2005.1.18

賃金未払い/九州明倫館と元理事長代理、容疑で書類送検−宮崎労基署(宮崎)

 宮崎労働基準監督署は18日、学校法人九州明倫館(山本正勝理事長)と元理事長代理の男性(70)−神奈川県藤沢市−を労働基準法違反(賃金未払い)容疑で宮崎地検に書類送検した。
 調べでは、元理事長代理は同法人が経営する田野町の土木・建築系専門学校「九州理工学院」の事務員と講師ら17人の給与計約2172万円(03年9月〜04年3月分)を支払わなかった疑い。03年7月に前理事長が辞任し、代理を務めていた。
 17人のうち16人は04年3月に退職。元理事長代理も同6月に辞任した。(毎日)

労働基準法違反(賃金不払)
2005.1.14 感電事故で作業責任者らを書類送検−山形労基署(山形)

 14日、戸沢村古口の松田鉄道工業所と同社の男性作業責任者(30)、元請の建設業者(本社・新潟市)の男性工事管理者(34)の1社2人を、労働安全衛生法(危険防止義務)違反容疑で山形地検に書類送検した。
 昨年10月7日、山形市深町1のJR奥羽線の山形車両センター構内で、レール交換作業の際、監視人を置くなどの危険防止に必要な措置を講じなかった疑い。作業中に同工業所の従業員3人が2万ボルトの高圧電線に触れるなどして感電し、1人が同12月2日に死亡、2人が重傷を負った。

安衛法違反
(安全措置義務等違反 )
2005.1.13

「札幌鳶建」と責任者を書類送検−札幌東労基署(北海道)

 札幌東労働基準監督署は12日、建設会社「札幌鳶建(とびけん)」(札幌市白石区北郷1の7、佐々木淳社長)と、同社のマンション改修工事責任者(35)を労働安全衛生法違反の疑いで札幌地検に書類送検した。 調べでは、同社と同責任者は昨年4月12日午前9時45分ごろ、同市豊平区のマンションで改修工事のための足場を作った際、転落防止の網を張ったり作業員に安全帯を付けさせるなどの安全対策上必要な措置を取らなかった疑い。

安衛法違反
(安全措置義務等違反 )
2005.1.12

佐倉・農産物加工販売業者を書類送検−東金労基署(千葉)

 東金労働基準監督署は12日、佐倉市上志津原の農産物加工販売業「中央フーズ」と、同社の男性工場長(53)ら2人を労働安全衛生法違反容疑で書類送検した。昨年8月5日、機械と男性作業員(当時57歳)をフォークリフトのツメ部分に一緒に乗せたまま作業をさせた疑い。転落したこの作業員が頭を打ち、同10日に死亡した。

 東金労働基準監督署は12日、東京都千代田区の建設業「大木建設」と同社の現場所長の男性(56)を労働安全衛生法違反容疑で書類送検した。昨年8月5日、佐倉市大作の工事現場で、調整作業をせずに、下請けの従業員らに二つの作業を同時に行わせた疑い。荷上げ作業中の移動式クレーンから軽量コンクリート板が落下し、近くで別の作業中だった男性作業員(当時69歳)の頭に当たり、男性は死亡した。(毎日新聞)

安衛法違反
(安全措置義務等違反 )
2005.1.12 中国人実習生の賃金未払い、容疑で縫製業者を書類送検−松江労基署(島根)

 松江労働基準監督署は12日、スポーツウエアなどの縫製をする「ソフィア」(雲南市加茂町加茂中)の代表者の男性(57)を労働基準法違反容疑で松江地検に書類送検した。調べでは、男性は、00〜01年に入国した中国人技能実習生6人に対して、昨年4月1日から4カ月間の賃金計約251万円を支払い期限までに払わなかった疑い。(毎日新聞)

労働基準法違反(賃金不払)
2005.1.11

労働安全衛生法違反容疑で書類送検−益田労基署(島根)

 益田労働基準監督署(島根県)は11日、世羅町の相良建設と同社の専務(56)を労働安全衛生法違反容疑で松江地検益田支部に書類送検した。昨年9月、益田市匹見町内の伝統的建造物の整備工事現場で、台風に備え急角度のかやぶき屋根に登り、ネットを張っていた同社の男性作業員(83)が約12メートル下に転落、重傷を負った。専務はその際、作業員の昇降にロープを使わせるなど、十分に安全に配慮しなかった疑い。(毎日新聞)

安衛法違反
(安全措置義務等違反 )
2005.1.11

クレーン無免許運転で、建設機械大手アクティオ書類送検−柏労基署(千葉)

 柏労働基準監督署は11日、クレーン免許を持たない従業員に入社以来約3年間、クレーンを操作させ、昨年5月にはつり荷が別の従業員にぶつかり重傷を負わせたとして、建設機械のレンタル・販売大手アクティオ(本社・東京都千代田区)と、同社野田工場長(41)を、労働安全衛生法違反で千葉地検松戸支部に書類送検した。

安衛法違反(就業制限違反)
2005.1.7 労災かくし・土木工事会社らを書類送検−福井労基署(福井)

 福井労働基準監督署は7日、労働安全衛生法違反(危険防止措置義務など)の疑いで、土木工事業「竹村設備工業」(丸岡町朝陽2)と同社社長(59)を福井地検に書類送検した。調べでは、社長は02年7月24日午後2時半ごろ、同町今福の工事現場で重機を運転し掘削作業をしていた際、危険防止措置を怠り従業員(23)の左足に接触、骨折させ、さらに休業4日以上の労働災害なのに「労働者死傷病報告」を同労基署に提出しなかった疑い。(毎日新聞)

安衛法違反(労災かくし)
2005.1.7 賃金未払いリゾート運営業者を書類送検−米沢労基署(山形)

 米沢労働基準監督署は7日、元従業員69人に計約2665万円の賃金を支払っていないとして、川西町玉庭のリゾート施設「サンマリーナ玉庭」を運営する「玉庭高原観光」と同社専務取締役(52)を労働基準法違反の疑いで地検米沢支部に書類送検した。

労働基準法違反(賃金不払)
2005.1.6 富士市のビル解体中の壁崩落 会社と部長に罰金50万円−簡裁が略式命令/静岡

 富士市で03年3月に解体中のビルの壁が崩れ4人が死亡した事故で、静岡区検は6日、元請け会社の木内建設(静岡市)と同社の本店建築部長(62)を労働安全衛生法違反の罪で静岡簡裁に略式起訴し、それぞれ罰金50万円の略式命令を受けたと発表した。
 

判決