労働基準法等違反・処罰情報
の関連資料としてマスコミ報道を集めた。
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書類送検〔報道から〕


労働基準法違反
労働安全衛生法違反


■2006年分
■2005年分
■2004年分
■2003年分
■2002年分
■2001年分

(検察庁)送致日
犯罪事実等(報道概要)
備考
   
     
     
     
     
 

労災隠し:容疑で社長ら書類送検−−高岡労基署 /富山
10月5日15時1分配信 毎日新聞

 高岡労働基準監督署は4日、社員の労働災害を同監督署長に報告しなかったとして、富山県高岡市熊野町の製缶業「甲栄」の社長(66)と、法人としての同社を労働安全衛生法違反(労災隠し)の疑いで、地検高岡支部に書類送検した。
  調べでは、05年6月16日、工場屋根の補修をしていた社員(当時)が、はしごから落ち足に約3週間のけがを負った労災事故について、社長は労働者死傷病報告書を同監督署長に提出しなかった疑い。


 
 

金剛化学を書類送検=8人死傷の工場爆発−富山労基署
10月2日13時4分配信 時事通信

 昨年12月、富山市日俣の医薬品メーカー「金剛化学」本社工場で起きた8人死傷の爆発事故で、富山労働基準監督署は2日、作業規定を定めず従業員に作業させたとして、労働安全衛生法違反容疑で、同社と当時の工場長(72)を富山地検に書類送検した。
  調べでは、同工場は昨年12月11日、医薬品材料の製造作業中、作業員が遠心分離器のふたを開けて可燃性有機溶剤を投入したところ、静電気で発火し爆発した。同社は、同法で義務付けられている作業規定を定めず安全管理を怠った疑い。 

 
 

事件・事故:作業中の墜落死亡事故で老人ホームの運営者を書類送検 /京都
9月26日17時1分配信 毎日新聞

 京都南労基署は25日、宇治市白川鍋倉山の有料老人ホーム「京都ゆうゆうの里」を運営する日本老人福祉財団(東京都中央区)と、同ホームの施設維持担当者(57)を労働安全衛生法(墜落防止措置義務)違反容疑で書類送検した。6月27日午前9時ごろ、同ホーム8号棟地下1階の氷蓄熱タンクの点検作業をしようとしたパート男性(当時69歳)がタンク上面(高さ2・7メートル)から床に墜落して死亡した際、墜落防止措置を講じていなかった疑い。

 
 

TOTOを労働安全衛生法違反の疑いで書類送検 滋賀
9月20日14時50分配信 産経新聞

 滋賀県の東近江労基署は20日、工場内の製造ラインの安全が確保されていなかったとして、労働安全衛生法違反の疑いで、衛生陶器最大手のTOTO(北九州市)と同社滋賀工場(同県湖南市)の男性現場監督者(34)を大津地検に書類送検した。
  東近江労基署によると、同社は滋賀工場で約10年にわたり、機械の修理作業中に停止措置を怠っていたという。
今年5月、同工場で働いていた男性労働者=当時(39)=がプレス機械を修理中、機械に頭を挟まれ死亡した事故を機に発覚した。
  同社は事実関係を認めており、「書類送検を真摯(しんし)に受け止め、再発防止に取り組みたい」としている。

 
  2007/09/06-19:12 大和ハウスを書類送検=工事中の転落死亡事故−木更津労基署
  アパートの解体工事中に作業員が屋根から転落死したのは手すりを設けるなどの必要な措置を怠ったためとして、木更津労働基準監督署は6日、労働安全衛生法違反の疑いで、工事の元請け会社「大和ハウス工業」(大阪市)と現場責任者の男性社員(34)を千葉地検木更津支部に書類送検した。
  ほかに書類送検されたのは、下請けの建設会社「鈴木工業」(千葉市)と同社の鈴木重昭社長(43)。
  同労基署によると、同社などは昨年7月14日、千葉県袖ケ浦市の木造2階建てアパートの解体工事の際、手すりの設置など墜落防止措置や安全対策を怠った疑い。時事通信
 
 

転落防止措置なしで死亡事故、川崎市立保育園長らを書類送検/川崎北労働基準監督署

川崎北労働基準監督署は二日、川崎市立保育園の女性園長(53)と市健康福祉局の男性課長(55)を労働安全衛生法違反の疑いで書類送検した。

 調べでは園長は、五月三十日、同園の高さ三・二メートルの高さのよう壁の上で、女性臨時職員(61)に命綱などの転落防止措置をさせずに枝の剪定作業をさせた疑い。また課長は、同職員に対し事前に必要な安全衛生教育を行わなかった疑い。女性臨時職員は作業中に転落、頭を強く打って死亡した。

 市は二日会見し、「労働安全衛生の観点での危機意識が足りなかった。仕事の具体的な実態を把握し、教育を徹底させたい」と謝罪した。

 市によると園長は、危ない作業はしないよう臨時職員に話していたが、危険な作業の詳細までは徹底していなかったという。臨時職員は二〇〇四年四月から断続的に同園に勤務していたことから、これまでも同様の作業をしていた可能性があるという。今回の事故を受けて市は、全公営保育園に職員の作業の実態調査を行うとともに、再発防止を指示した。(神奈川新聞)

 
 

労働安全衛生法違反:容疑で警備会社書類送検−−水死事故で小松労基署 /石川
7月19日13時1分配信 毎日新聞

 警備員が勤務中に廃水処理場で水死した事故を防げなかったとして、小松労働基準監督署は18日、警備会社「セコムジャスティック北陸」(金沢市)と同社の40代の男性業務部長を、労働安全衛生法違反容疑で金沢地検小松支部へ書類送検した。
  同署によると、同社の50代の男性警備員が3月25日早朝、警備していた工場(石川県小松市)の廃水処理場の分離槽(水深約1・6メートル)に転落、水死した。調べでは同社と業務部長は転落の危険性を知りながら、防止策を講じなかった疑い。【栗原伸夫】

7月19日朝刊

 
  労働安全衛生法違反で金沢の警備会社書類送検 (18日)警備を請け負っている工場の安全対策を怠り、警備員を死亡させたとして、金沢市内の警備会社が金沢地検小松支部に書類送検されました。労働安全衛生法違反の疑いで書類送検されたのは、金沢市駅西新町の警備会社、セコムジャスティック北陸と40代の業務部長です。小松労働基準監督署によりますと、この警備会社は警備を請け負っていた小松市内の工場で、廃水から油を取り除く分離槽に警備員が転落する危険性があったにも関わらず、安全対策の柵を設置していなかったということです。この工場では今年3月、50代の男性警備員が分離槽に転落し、溺れて死亡しています。警備員の安全管理責任は工場ではなく、使用者の警備会社にあるため今回書類送検されました。(北陸朝日放送14:57)  
     
     
     
 

賃金不払い:従業員5人に 容疑で山梨の美容室社長を地検に書類送検 /山梨
7月14日13時3分配信 毎日新聞

 従業員に賃金を支払わなかったなどとして、山梨労働基準監督署は13日、美容室「マイスター」(本店・山梨市七日市場)と同社の女性社長(42)を労働基準法違反(賃金不払い、休憩付与義務違反)の疑いで甲府地検に書類送検した。
  調べでは、同社と社長は同社南店(山梨市南)の従業員5人に対し、今年3月の1カ月分の賃金計約129万円を、支払期限の4月15日までに支払わなかった疑い。3月2、31の2日間、5人のうち1人に対し、労働中に1時間以上の休憩時間を与えなかった疑い。
  同署によると、同社は5人のうち3人には支払ったが、残り2人にはまだ支払っていないという。女性社長は「2人は昼休みを取るため架空の予約を入れたり、夕方以降の予約を故意に入れないようにしていた。罰を与えるため賃金は支払わない」として、同署の是正勧告を無視したため、書類送検に踏み切った。【宇都宮裕一】

 
 

運送会社社長を逮捕、運転手に過労運転させた容疑 京都

2007年07月12日13時30分朝日新聞

京都市山科区の名神高速で5月、車4台が衝突して1人が死亡、2人が軽傷を負った事故で、京都府警は12日、最初に追突事故を起こしたトラック運転手に 過労運転を命じたとして熊本県南関町の運送会社「横溝物流サービス」社長、横溝尚登容疑者(54)=南関町豊永=を道路交通法違反(過労運転の下命)容疑 で逮捕した。

 調べによると、横溝容疑者は同社の配車担当の松永弘次容疑者(36)=道交法違反容疑で逮捕=と共謀し、居眠り運転で追突事故を起こし た運転手の上田真裕被告(39)=業務上過失致死傷罪などで起訴=が長時間勤務で疲労し、正常な運転ができない恐れがあると知りながら、長距離運転を指示 した疑い。

 
 

賃金不払い:一部不払い、容疑で社長を書類送検−−砺波労基署 /富山
7月12日18時2分配信 毎日新聞

 砺波労働基準監督署は11日までに、富山県南砺市の婦人服製造会社が社員7人に対し、12カ月分の賃金について一部不払いがあったとして、法人としての同社と男性社長(65)を労働基準法違反の疑いで富山地検高岡支部に書類送検した。
  調べでは、同社は7人に対し04年12月から12カ月分の賃金の一部について、計約813万円の不払いがあった疑い。同社は経営不振で今年5月に自己破産している。

 
 

労災死亡で会社を書類送検 /鹿児島
7月11日16時1分配信 毎日新聞

 10日、鹿児島地検鹿屋支部に、福岡県朝倉市の食品製造会社「廣久葛本舗」と同社の社長(47)を労働安全衛生法(事業者の講ずべき措置等)違反容疑で。調べによると、今年2月21日、鹿屋市串良町の同社工場で従業員の男性(当時47)が、葛の根からつくる原液に残ったかすを分離する機械に巻き込まれ、翌日死亡した。同社と責任者である社長は、機械に労働者が巻き込まれる恐れがあるにもかかわらず、覆いや囲いなどをして危険を防止する措置をしなかった疑い。(鹿屋労働基準監督署調べ)

 
 

津市の水道局臨時職員転落死:責任者と市を書類送検−−労基署 /三重
7月10日11時0分配信 毎日新聞

 ◇「安全確保の橋設けず」
  津市美里町足坂の片田取水口付近で2月、市水道局臨時職員の男性(当時70歳)が長野川に転落して死亡した労災事故で、津労働基準監督署は9日、管理責任者の津市水道局水質管理担当参事兼浄水課長(58)と津市を労働安全衛生法違反の疑いで津地検に書類送検した。
  調べでは、男性は取水口の維持管理業務にあたっていた。作業を安全に行うには取水口の擁壁の間約88センチに手すり付きの橋を設置しなければならないにもかかわらず、担当参事と市は設置しなかった疑い。
  職員は通常、水位計測業務などをしていたが、この日は2日前に雨が降ったため、水面からの高さ1・5メートルの擁壁から下にたまったごみを取り除く作業中、深さ約85センチの取水口に転落、水死したとみられる。橋がないために擁壁の間は飛び移らねばならない状態だった。
  津市は事故後、労基署の指示を受けて、3月に取水口に手すり付きの橋を設置した。津市にはほかに、三雲、高茶屋の2浄水場があるが、橋が必要な取水口はないという。【高木香奈】

 
  労働安全衛生法違反で2社書類送検/横浜西労基署
社会 2007/06/20  横浜西労働基準監督署は二十日、労働安全衛生法違反の疑いで、座間市入谷の大塚建築と同社取締役(64)、横浜市栄区公田町の権藤建設と同社社長(67)を書類送検した。
  調べでは、大塚建築と同社取締役は二〇〇七年三月三日午前十時二十分ごろ、横浜市戸塚区川上町で木を切り倒す作業中に、従業員らに合図をせずに倒した疑い。作業を補助していた従業員=当時(55)=に木がぶつかり、六カ月の重傷を負った(神奈川新聞)
 
 

最低賃金法違反:疑いで縫製会社を書類送検−−横手労基署 /秋田
6月13日12時3分配信 毎日新聞

 最低賃金法が定める時給に満たない賃金で中国人の技能実習生6人を働かせたとして、横手労働基準監督署は12日、縫製会社「ティーエムモード」と同社社長(46)を労働基準法と最低賃金法違反の疑いで秋田地検に書類送検した。
  同労基署によると、同社は05年2月26日から11月25日まで、技能を学ぶために入国し働いていた中国人女性6人に対し、法律で定められた最低賃金の時給608円(05年9月29日までは606円)を下回る賃金しか支払わなかった疑い。女性らは1カ月に170時間程度働いたが、時給約350円相当の月約6万円しか受け取れず、同社は6人分計約1170万円を支払っていなかったという。【百武信幸】

 
 6月1日20時49分配信 毎日新聞


 大阪府吹田市で今年2月、「あずみ野観光バス」(長野県松川村、「ダイヤモンドバス」に社名変更)のバスが道路脇のコンクリート柱に衝突して27人が死傷した事故で、大町労働基準監督署は1日、同村の下総建司社長(40)、妻の美和子専務(44)と同社を労働基準法違反(時間外労働)の疑いで書類送検した。


時事通信
2007/06/01-21:55 法定料金の6割で受注=スキーバス事故で会社送検−大阪府警
 大阪府吹田市で2月、スキー客を乗せた「あずみ野観光バス」(現ダイヤモンドバス)の大型バスが橋脚に衝突し27人が死傷した事故で、同社が長野〜大阪間の往復料金を、国土交通省が定める最低料金目安の約6割の金額で受注していたことが1日、府警交通捜査課などの調べで分かった。社長の下総建司容疑者(40)=道交法違反で逮捕=は「1月が暖冬で客が少なく、2月にフル稼働させるしかなかった」と供述している。
 調べなどによると、国交省は長野〜大阪往復の最低料金の目安を約32万円としているが、同社はおよそ6割の約19万円で引き受けていた。同社の昨年売り上げ約1億5000万円に対し、利益は約500万円にとどまり、厳しい経営が続いていたという。
 同課は1日、道交法違反(過労運転下命)などの容疑で、法人としての同社を大阪地検に書類送検し、捜査を終結。長野県の大町労働基準監督署も同日、運転手に労働基準法の規定を大幅に上回る最大で週53時間15分の時間外労働をさせたなどとして、労基法違反の疑いで同社と下総容疑者らを長野地検松本支部に書類送検した。



大阪で事故 バスの運行会社と社長ら2人書類送検
信濃毎日新聞6月2日(土)

大町労働基準監督署(大町市)は1日、運転手に過剰な時間外労働をさせたとして労働基準法違反の疑いで、大阪府吹田市で事故を起こしたバスの運行会社「あずみ野観光バス(現ダイヤモンドバス)」(北安曇郡松川村)と、社長の下総健司容疑者(40)=大阪府警が道交法違反容疑で逮捕、妻で専務の美和子容疑者(44)=同=の書類を、地検松本支部に送った。
 調べによると、健司容疑者らは、同社の運転手4人に法定の週40時間を超える時間外労働をさせた疑い。事故を起こした運転手の小池勇輝容疑者(22)=同=については、事故発生前の1カ月の間に、週85時間を超える違法な乗務を確認。1日17時間45分乗務させた日もあったという。
 バス運転手の労働時間は、労使協定の締結を届け出れば、休憩を含む拘束時間を最大週71・5時間まで延長できるとする改善基準があるが、勇輝運転手は乗務時間のみで同基準を超過。労使協定を結んだとする届け出もなかったという。
 同労基署は昨年6月、運転手1人が労基法に違反していたとして同社に是正勧告。事故後の調べで、運転手4人の違法な時間外労働が分かった。
 また大阪府警も1日、吹田市の事故に関連し、運転手に休みを取らせずに業務を命じたとして道交法違反(過労運転下命)容疑で、同社を書類送検した。

 
 労災補償保険の不正受給(詐欺の疑い)で告発


(京都新聞は6月1日記事で、要旨、次のように報じている)

・京都南労働基準監督署は31日までに、労災補償保険の不正受給(詐欺の疑い)で、城陽市のNPO法人(特定非営利活動法人)「きらっと」の浦畑眞一郎代表理事(53)(=現職の城陽市議会議員)と男性事務員(46)を京都府警に告発。
『労基署によると、事務員は2005年1月に勤務中の交通事故で重傷を負い、労災保険の休業補償給付と特別支給金を受給していた。2006年5月の職場復帰したが、その後も給付請求を続け、約192万円を不正に受け取った疑い。浦畑代表理事は事務員が出勤しているのを知りながら、毎月の給付申請書などに押印していた、という。
 事務員は労基署の調査に対し「交通事故の示談交渉を有利に進めるために休業期間を長く見せかけたかった」などと容疑を認め、代表理事も関与を認めている、という。「きらっと」は城陽市寺田で「きらっと介護支援センター」を運営し、府の指定居宅介護支援事業者になっている。浦畑代表理事は03年5月に市議に初当選し、現在2期目。取材に対し「軽率だった。申し訳ない」と話している。』(京都新聞)

 
 保険金詐欺で社労士ら逮捕


 労災休業補償詐取容疑で、大阪府警警備部と守口、港両署は2007.5.28、政治団体「皇和同志会総本部」総裁で運送業の浦快広(58)と社会保険労務士、西沢勝(72)=兵庫県西宮市=の両容疑者を逮捕したと発表した。

 『調べでは、浦容疑者は平成13年7月、同県三木市でクレーン車で鉄板の積み荷作業中、右手中指を骨折。無許可の運送業者で労災保険金などの受給資格がなかったため、西沢容疑者と共謀して保険金詐取を計画。
 休眠状態だった運送会社との間で雇用関係を偽装し、労働基準監督署に労災保険金を申請して14年12月から15年6月の間、労災保険金計約390万円を詐取。さらに虚偽の雇用関係をもとに、事故原因となったクレーン車の自動車保険から休業補償として約180万円を詐取した疑い。』(以上、産経新聞5月28日から)


※同日付毎日新聞によると、手口について、『労災保険金が受給できない自営業者であることから、知人の運送会社の従業員だとする虚偽書類を作成』としている。

 
 神埼の労災死亡事故:重機の運転者と業者ら書類送検 /佐賀
5月19日16時0分配信 毎日新聞


 昨年12月に神埼市脊振町の災害復旧工事現場で起きた労災死亡事故で、佐賀労働基準監督署は18日、同所の建設会社、宮地工建と同社社長(46)を労働安全衛生法違反の疑いで、神埼署も事故の際に重機を操作していた同社の重機オペレーター(38)を業務上過失致死の疑いで、それぞれ佐賀地検に書類送検した。
 調べでは、昨年12月23日午後2時半ごろ、同町の災害復旧工事現場で、必要な誘導担当者を配置せず、福岡県志免町片峰、作業員、深嶋良一さん(当時55歳)をショベルカーの作業半径内に立ち入らせて作業させた疑い。オペレーターは周囲を確かめずに操作した疑い。深嶋さんは回転する運転席右後部と山の斜面に挟まれ、外傷性ショックで死亡した。

 
 労働安全衛生法違反:現場責任者の男性を書類送検−−福島 /福島
5月18日13時1分配信 毎日新聞


 福島労働基準監督署は17日、福島市吉倉の内装工事会社「福貨商事」(鈴木修策社長)と、現場責任者だった同社の男性取締役(48)を労働安全衛生法違反(手すりの未設置)容疑で福島地検に書類送検した。
 調べでは、同社や男性取締役は06年11月28日、川俣町の運送会社整備工場で、大型トラックの荷台屋根補修の際、高さ2メートル以上の足場には手すりを設けなければならないにもかかわらず、高さ約2・7メートルの足場に手すりをつけなかった疑い。このため男性作業員(当時58歳)が転落し、頭を強く打って死亡した。【松本惇】

 
 24時:死亡災害で会社と工場長を書類送検 /愛知
5月16日11時1分配信 毎日新聞


 半田労働基準監督署は15日、名古屋市中区、ニチハFRC会社と同社衣浦工場(半田市州の崎町)の工場長(59)を、労働安全衛生法違反の疑いで、名古屋地検半田支部に書類送検した。調べによると同社と工場長は、3月12日、同社衣浦工場で、コンクリート製品製造ラインを運転する際、産業用ロボットとの接触を防ぐ、防護柵または囲いの設置などの安全措置を講じなかった。このため、作業員2人が下降してきたロボットと製品の間に挟まれ、35歳の男性が死亡、29歳の男性が5週間の重傷を負った疑い。


 
 労働安全衛生法違反:「川研」を容疑で書類送検−−武生労基署 /福井
5月15日17時2分配信 毎日新聞


 武生労働基準監督署は14日、「川研フアインケミカル」(本社・東京都中央区)と、同社福井工場の工場長(56)、製造部長(55)を労働安全衛生法(危険物の取り扱い)違反容疑で、福井地検武生支部に書類送検した。
 調べでは、同社は06年11月27日、金属ナトリウムをかき混ぜるタンクの弁が故障していたにもかかわらず、補修するなどの措置を取らなかった疑い。樹脂表面処理剤を製造中だった作業員の男性2人が、故障した弁から流出した内容液を浴び、顔などに全治2週間〜約2カ月のやけどをした。
 また、同労基署は同日、「ケイ・エス染工」(鯖江市)と同社社長(59)、「大森工務店」(鯖江市)と同社社長(38)をそれぞれ労基法違反(賃金不払い)容疑で武生区検に書類送検。調べでは、ケイ・エス染工は従業員9人に対し、06年2、3月分の給料計約310万円を支払わず、大森工務店は従業員2人に対し、06年1月〜3月分の給料計約120万円を支払わなかった疑い。【大久保陽一】

 
 2007 年 05 月 11 日 20:36 現在
労働安全衛生法違反で書類送検
富山労働基準監督署は11日、危険を防止するために必要な措置を取らなかったために作業員の死傷事故が起きたとして、富山市の2つの会社と役員を労働安全衛生法違反の疑いで富山地方検察庁に書類送検しました。

 書類送検されたのは一般機械器具などを製造している富山市打出の西川製作所と専務取締役の56歳の男性、鉄骨建築の設計施工などを行う富山市田中町の中川製作所と代表取締役の46歳の男性です。

 富山労働基準監督署によりますと、西川製作所では今年1月、クレーンで吊り上げた重さ400キロの鋼製の台が落下して、作業員が死亡し、中川製作所では去年10月、可燃性ガスなどに引火して作業員4人がやけどを負いました。

 富山労働基準監督署ではいずれの場合も危険を防止するために必要な措置が取られていなかったとしています。

 
 労働安全衛生法違反:土庄の業者と現場責任者を容疑で書類送検−−高松労基署 /香川
5月9日16時1分配信 毎日新聞


 ◇住宅建築労災事故
 高松労働基準監督署は8日、土庄町の住宅建築現場で、昨年12月20日に男性作業員(当時50歳)が転落して死亡した事件で、同町の土木建築業、田中組(田中成幸社長)と、当時の現場責任者の男(55)を労働安全衛生法違反の疑いで、高松地検に書類送検した。
 調べによると、2メートル以上の高所で作業する際は手すりを設置するなどの墜落防止措置が義務付けられているにもかかわらず、田中組などは設置を怠ったまま、男性作業員に高さ約6メートルの屋根の上で作業をさせた疑い。男性作業員は屋根の端に取り付ける装飾板を持って屋根の上を歩いていた時に、誤って転落したという。【吉田卓矢】

 
 <賃金不払い>総額17億円 東立通信工業の前社長書類送検
5月9日12時46分配信 毎日新聞


 横浜南労働基準監督署は9日、電気機械器具製造会社「東立通信工業」と前社長(63)を労働基準法違反(賃金不払い)の疑いで横浜地検に書類送検した。倒産の約1年4カ月前から従業員に賃金を支払わず、未払いの退職金・賃金の総額は17億1763万円に上っていたという。

 
 賃金不払い:容疑で会社など書類送検−−秋田労基署 /秋田
5月9日12時1分配信 毎日新聞


 秋田労働基準監督署は8日、労働基準法違反(賃金不払い)の疑いで、秋田市新屋寿町の同和電業と、同社の経理責任者の女性(71)を秋田区検に書類送検した。
 調べでは同社は昨年9月から12月の4カ月間、従業員19人(12月は13人)に対し、賃金総額約2020万円を支払わなかったという。同和電業は今年1月、破産申し立てをしている。【野原寛史】


 
 富山労働基準監督署は11日、危険を防止するために必要な措置を取らなかったために作業員の死傷事故が起きたとして、富山市の2つの会社と役員を労働安全衛生法違反の疑いで富山地方検察庁に書類送検しました。

 書類送検されたのは一般機械器具などを製造している富山市打出の西川製作所と専務取締役の56歳の男性、鉄骨建築の設計施工などを行う富山市田中町の中川製作所と代表取締役の46歳の男性です。

 富山労働基準監督署によりますと、西川製作所では今年1月、クレーンで吊り上げた重さ400キロの鋼製の台が落下して、作業員が死亡し、中川製作所では去年10月、可燃性ガスなどに引火して作業員4人がやけどを負いました。

 富山労働基準監督署ではいずれの場合も危険を防止するために必要な措置が取られていなかったとしています。

 
 賃金不払いで石川の縫製会社と社長を送検
2007年04月13日 10時29分
2年2カ月間にわたり毎月の支払日に賃金を全額支払わなかったとして、須賀川労基署は12日、労働基準法違反の疑いで縫製加工会社モード・ジャパン(石川町)と男性社長(50)を書類送検した。

調べでは、社員64人に対し、平成16年8月1日から18年9月30日までの定期賃金合計約1億7000万円を、毎月の支払日に全額支払わなかった疑い。

最終的に約5000万円が未払いとなり、現在もほとんどが支払われていない。

多い月で賃金の半額が控除されたという。

1人当たり平均約80万円が未払い。

社員64人は解雇されたり、自主退職した。


 
 使用者義務違反容疑、中津の専務を逮捕
 今月5日、玖珠町で5人が死傷した交通事故は、トラック運転手の過労による居眠りが原因だった。運転手の過酷な勤務実態が明らかになり、玖珠署などは27日、中津市福島、運送会社「ジャパンライン」専務、渡辺真一容疑者(27)を道交法(自動車の使用者の義務)違反容疑で逮捕した。
 事故を起こした福岡県行橋市北泉、同社社員、仲村泰男被告(51)=業務上過失致死傷罪で起訴=の取り調べで明らかになった。仲村被告の妻は「一度出勤すると一週間から10日間は帰って来なかった」と同署に話したという。仲村被告は今月2日から関東地方を回り、戻る途中、居眠り運転をして事故を起こした。
 今年3月の仲村被告の拘束時間は計681時間。厚労省の「自動車運転者の労働時間などの改善のための基準」(1カ月293時間以内)を大きく上回った。05年9月の入社以来、過酷な勤務が続いていたという。大分労基署の担当者は「ここまで過酷な環境は聞いたことがない。法令を守る職場環境を作るよう運送業者を指導していきたい」と話す。【金秀蓮】
 
 2007.4.6 高崎の下水道2人死亡:死亡の責任者、書類送検 酸素濃度測定怠った疑い /群馬
4月6日13時0分配信 毎日新聞


 高崎市で昨年11月、下水道調査のためマンホール内に入った男性作業員2人が窒息死した事故で、高崎署は5日、2人のうち現場責任者だった1人を業務上過失致死容疑で容疑者死亡のまま前橋地検高崎支部に書類送検した。
 調べでは、責任者(当時65歳)は06年11月8日、同市大八木町のマンホール内で、作業前に義務付けられている酸素濃度の測定を怠り、作業員(同64歳)を立ち入らせ、酸素不足により死亡させた疑い。
 当時、作業は4人で行い、責任者だけが「第2種酸素欠乏危険作業主任者」の資格を持っていた。同署は責任者が安全確認業務を任されていたことから、作業員の死亡につながる責任があったと判断した。この事故では、高崎労働基準監督署が責任者のほか、死亡した2人の勤務先の下水道管理会社「世眞」=前橋市上泉町=と男性副社長(46)を労働安全衛生法違反容疑で同支部に書類送検している。【鈴木敦子】


 
   
2007.3.20無資格運転で死亡、会社社長書類送検 彦根労基署 労安法違反の疑い
3月21日10時58分配信 京都新聞


 彦根労基署は20日、労働安全衛生法違反の疑いで滋賀県愛荘町松尾寺、運送会社「クレ井産業」と同社社長(59)を書類送検した。
 調べでは、同社はトラックのクレーン操作の資格がない男性社員(50)に、クレーンによる積み下ろし作業を行わせた疑い。
 同労基署と東近江署によると、男性社員は昨年12月14日、同社近くのコンクリート製品工場で、コンクリート製のU字溝をクレーンでつり上げる作業中、倒れてきた別のU字溝の下敷きになって死亡した。

 
2007.3.20東大教授に罰金30万円
 伊豆諸島・八丈島で2005年、東京大学の男性研究員(当時30)が潜水作業中に水死した事故をめぐり、東京簡裁は20日までに、労働安全衛生法違反(就業制限)の罪で、研究員に潜水作業をさせた東大大学院の松永茂樹教授(49)に罰金30万円の略式命令を出した。

 松永教授は同日、「深く責任を感じている。ご遺族に対し、心からおわび申し上げる」とのコメントを発表した。

 命令は13日付。東大広報課などによると、松永教授は05年7月4日、研究員が潜水士の国家資格がないのに、潜水作業をさせた。研究員は作業中に行方不明となり、海底で水死した状態で見つかった。

 松永教授と法人としての東大は05年9月、中央労働基準監督署に書類送検された。広報課によると、東大は不起訴処分となったという。(日刊スポーツ)

 
2007.3.19賃金不払い:容疑で運送会社を書類送検−−倉吉労基署 /鳥取
3月20日15時1分配信 毎日新聞


 従業員7人に賃金約170万円を払わなかったとして、倉吉労基署は19日、北栄町の運送業「北条運送」と同社社長(59)を労働基準法違反の疑いで鳥取地検に書類送検した。同社はガソリン代の高騰などで昨年7月末に事実上倒産し、今年2月に鳥取地裁の破産決定を受けている。
 同社は主に青果や工業製品を関西や山陽方面に運んでいたが、ガソリン代の高騰や受注減で経営が悪化。倒産した7月分の賃金約170万円を従業員7人に支払わなかったという。【松本杏】


 
2007.3.19岐阜のホテル火災:内装業者を書類送検−−岐阜労基署 /岐阜
3月20日11時1分配信 毎日新聞


 昨年12月7日未明に岐阜グランドホテル(岐阜市長良)で起きた火災で、岐阜労働基準監督署は19日、岐南町の内装業「フィルメイク」の男性経営者(45)を労働安全衛生法違反の疑いで岐阜地検に書類送検した。
 調べでは、男性は12月7日、同ホテル内レストランのトイレ改修工事で、臨時労働者の男性2人に壁紙の張り付け作業を行わせた際、接着剤の薄め液として引火性の高い「トルエン」を使用させていたが、気化したトルエンの蒸気で火災や爆発が起こる恐れがあるにもかかわらず、前工程で下地を乾燥させる作業に携帯用ガストーチを使用させ、引火の危険防止措置を怠った疑い。
 この火災で臨時労働者の男性(36)が一酸化炭素中毒で死亡、もう一人の男性(44)と男性経営者が3日間のやけどを負った。【稲垣衆史】

 
2007.3.19森林組合課長を書類送検 死亡事故で田辺労基署(和歌山)
3月19日16時58分配信 紀伊民報


 田辺労働基準監督署は、田辺市龍神村の山中で木材の搬出作業をしていた男性(当時38)=田辺市龍神村=が死亡したのは、作業指揮の管理に問題があったからだとして、19日、龍神村森林組合の林産課課長(49)を労働安全衛生法違反の疑いで書類送検した。
 同署によると、昨年9月30日、田辺市龍神村で同組合が伐採木の搬出作業をしていたところ、木材に付けたワイヤ(直径9ミリ)が切れた。その反動で巻き上げ装置のワイヤが、近くにいた男性の首に当たり、男性は数十メートル離れた斜面下に転落して死亡した。現場にいた作業主任者(40)は、男性が搬出作業の前に巻き上げ装置を調整した際、直接指揮したり安全を確認したりしていなかった。
 この事故に対し、同署は林産課課長が作業主任者に、法で義務づけられた作業の指揮と安全確認を、事前に指示していなかったからだとしている。

 
2007.3.17労基法違反:撚糸会社社長が賃金不払い容疑 大垣労基署が書類送検 /岐阜
3月18日12時1分配信 毎日新聞


 大垣労働基準監督署は17日までに、いずれも輪之内町大藪の撚糸会社「東洋産業」「タフ」と2社を経営する男性社長(51)を労働基準法違反(賃金不払い、虚偽報告など)の疑いで岐阜地検大垣支部に書類送検した。
 調べでは、社長は2社の中国人技能実習生計7人に昨年8月分の給料各12万円のうち5万〜5万5000円しか支払わず、通常は割増賃金となる時間外手当も時間単価300円で支払っていたほか、同10月には同署の是正勧告に対して過去約2年分の不払い分(総額1147万2833円)を支払ったかのように虚偽の報告をした疑い。【宮田正和】

 
2007.3.15労基法違反:中国人実習生に賃金未払い 容疑で縫製会社を書類送検 /福井
3月16日13時1分配信 毎日新聞


 技能実習生2人に賃金の一部しか支払わなかったとして、武生労働基準監督署は15日、福井県越前市内の縫製会社と男性経営者(59)を労働基準法違反容疑で、福井地検武生支部に書類送検した。
 調べによると、給料が支払われなかったのは、32歳と28歳の中国人女性。縫製会社は05年5月〜同年12月分の給料のうち、4カ月分は半分近くしか支払わなかった疑い。それぞれに、約46万円の未払い金があるという。【松井聡】

 
2007.3.15京セラなど書類送検=基準超える石綿使用−大阪労働局など
3月15日21時1分配信 時事通信


 ファインセラミック製の電子部品を製造する際、基準を超えるアスベスト(石綿)を含む鉱石を使ったなどとして、大阪労働局などは15日、労働安全衛生法(製造などの禁止)違反の疑いで、電子部品大手「京セラ」(京都市)と工業・家庭用ガス会社「岩谷産業」(大阪市)、鉱物粉砕処理会社「松村産業」(同)と京セラの事業部長(54)ら3社の計4人を書類送検した。
 調べによると、松村産業は昨年9月、本社工場で、基準値(重量の0・1%)を超える石綿を含む鉱石「タルク」の粉末を製造。京セラは岩谷産業を通じてタルクを仕入れ、電子部品「セラミックパッケージ」の添加物として使用した疑い。 

 
2007.3.14賃金不払い:容疑で経営者を逮捕 /熊本
3月15日13時1分配信 毎日新聞


 菊池労働基準監督署は14日、労働者に賃金を支払わなかったとして、菊池市西寺、肥後ファームハウスと同社を経営する野田誠容疑者(58)を労働基準法違反の疑いで逮捕し、熊本地検山鹿支部に書類送検したと発表した。
 調べでは05年11月〜06年11月、同社の労働者11人に賃金計199万円を支払わなかった疑い。容疑を認めており「資金不足だった」と話しているという。野田容疑者は05年4月にも、経営する別会社で賃金不払いがあり、同署が書類送検していた。
 野田容疑者は航空会社から航空回数券をだまし取ったなどして詐欺罪で起訴されている。


 
2007.3.14韮崎の労災死亡:会社など書類送検−−甲府労基署 /山梨
3月15日13時1分配信 毎日新聞


 甲府労働基準監督署は14日、建設会社「内藤工業」と同社の現場責任者の男性(36)を労働安全衛生法違反の容疑で甲府地検に書類送検した。
 調べでは、昨年12月11日午後2時半ごろ、韮崎市の県有地の林道で、林道の管理を請け負っていた同社の男性従業員(62)がトラクター・シャベルで土砂や落ち葉の除去作業をしていたところ、47メートル下の沢に重機ごと転落し男性は死亡した。同社は転落の恐れなどがあるのにもかかわらず、誘導者を配置する安全措置をしなかった疑い。【鷲頭彰子】

 
2007.3.14

高崎の下水道2人死亡/管理会社を書類送検 酸素濃度測定しなかった疑い−高崎労基書(群馬)

 高崎市のマンホール内で06年11月、下水道調査をしていた男性作業員2人が窒息死した事故で、高崎労働基準監督署は14日、2人を雇用していた前橋市上泉町の下水道管理会社「世眞」と男性副社長(46)、死亡した作業員のうち現場責任者だった男性(65)を労働安全衛生法違反容疑で前橋地検高崎支部に書類送検した。
 同監督署によると、現場責任者は06年11月8日、高崎市大八木町のマンホール内で、作業前に義務付けられている酸素濃度の測定をしなかった疑い。酸素濃度は地上の約半分の10〜11%ほどで、最初にマンホール内に入った作業員(64)が酸欠で倒れ、救助に行った現場責任者も死亡した。2人とも空気呼吸器を着用せず、送風機による換気もしていなかった。
 同法は有害業務の作業場での環境測定を定めており、厚生労働省令で酸素欠乏症等防止規則が酸素濃度18%以下の場所での作業を禁じている。現場責任者らは事故直前、同じ下水道調査で井野川を挟んだ反対側のマンホール内に入る際には酸素濃度の計測をしたという。 また、死亡した作業員はマンホール内での作業に必要な特別講習を受けていなかった。(毎日新聞)

 
2007.3.14

<賃金未払い>「ディック」と元社長を書類送検− 中央労基署(東京)

 米シティグループ傘下で「ディック」のブランド名で消費者金融事業を全国展開するCFJと元社長らが今年1月、労働基準法違反(賃金未払い)容疑で中央労働基準監督署から東京地検に書類送検されていたことが14日、わかった。
  関係者によると、CFJは昨年1月、「調整給」と呼ばれる給与の一部を段階的に打ち切ることを社員に通告。同年2月分の給料から支給を一部中止した。これに対し元社員が東京地検に「一方的な賃金カットは違法」と刑事告訴し、同労基署が調べていた。同社は調べに対し「違法性はない」と説明しているという。CFJをめぐっては、全国の支店長ら200人以上が昨年8月、未払い残業代など総額約19億円の支払いを求めて名古屋地裁に集団提訴している (毎日)

 
2007.3.13 最低賃金法違反タクシー運転、時給278円〜書類送検−盛岡労基署(岩手)

  最低賃金法で定められた時給に満たない賃金で運転手2人を働かせていたとして、盛岡労働基準監督署は13日、盛岡市玉山区好摩の「藤内タクシー」と同社の藤内市太郎社長(81)を最低賃金法違反の疑いで盛岡地検に書類送検した。
 同労基署の調べでは、06年9〜11月に従業員のタクシー運転手2人を法律で定められた最低賃金、時給610円(06年9月までは608円)に満たない時給で働かせていた疑い。同社は、売り上げを運転手と会社側で折半する歩合制を採っている。月収を総労働時間で割ったところ、同期間で最も少なかった月は時給278円。最も多かった月でも時給465円だった。
 運転手2人は、それぞれ毎月220時間程度働いていたが、売り上げが少ない時は70歳代の男性で月収が6万円ほどだった。少なくとも06年4月以降は毎月、最低賃金を割り込む賃金しか支払われなかったという。
 50歳代の男性従業員は「電気代や電話代などが払えず、社長に前借りしていた。辞めるに辞められない。同業他社が店じまいする午前0時以降も営業するため、サービス残業を強いられる」とこぼす。
 06年9月に従業員から労基署へ申告があり発覚。同月には是正勧告を行ったが無視。行政指導を5回以上行ったが改めなかった。
(毎日新聞)

 
2007.3.12 ワイズ関西と部長を書類送検大津労基署(滋賀)

 大津労働基準監督署は12日、安全対策が不十分で社員を有機溶剤中毒の疑いで死亡させたとして、業務請負会社「ワイズ関西」(草津市)と同社の統括部長(48)を、労働安全衛生法違反の疑いで大津地検に書類送検した。
  同監督署によると、昨年1月29日、大津市比叡辻2丁目のカネカ滋賀工場内で、下請け作業として、特殊フィルムに有機溶剤を混ぜて樹脂を塗る機械内の清掃をしていた同社社員の葉山博嗣さん=当時(20)=が倒れ、14日後に死亡した。当時、機械内は有機溶剤の濃度が許容濃度の54−120倍だったとみられるが、同社と統括部長は、機械内での有機溶剤濃度などの作業環境測定をせず、効果のない防毒マスクで作業をさせていた疑い。 (京都新聞)

 
2007.3.8

違法時間外労働、幹部ら書類送検−松阪労基署(三重)

 松阪労働基準監督署は8日、三交タクシー中部(津市乙部)と、同社松阪営業所の営業部長(59)と元営業部長(48)を、労働基準法違反(労働時間超過)の疑いで津地検松阪支部に書類送検した。
 調べでは、同社と両営業部長は昨年4月、労組と1カ月の時間外労働時間を79時間以内とする協定を結んだにもかかわらず、翌5月から10月まで、50代の男性従業員に協定時間を最高約22時間も超える違法な労働をさせた疑い。(毎日三重版)

労働基準法違反(労働時間)
2007.3.8

安全衛生法違反で書類送検−能代労基署(秋田)

 県は8日、労働安全衛生法違反で書類送検された能代市二ツ井町の建設会社「藤田組」を2カ月間の指名停止措置とした。東北森林管理局米代西部森林管理署が発注した三種町の林道改良工事で昨年9月、測量中の作業員の背中に伐採された木がぶつかり死亡した事故で、同社はチェーンソーを使うための安全対策を行わず、伐倒の合図も定めていなかった疑い。能代労働基準監督署が今月1日、同社と同社社長、現場代理人を秋田地検に書類送致していた。(秋田魁新聞)

 
2007.3.5

社員5人に賃金の不払い、社長を書類送検−玉名労基署(熊本)

 玉名労働基準監督署は5日、賃金不払いの労働基準法違反容疑で、長洲町、船舶用ダクト・配管など製造業のエム・ティ・ジェイと同社の社長(51)を熊本地検玉名支部に書類送検した。
 調べによると、同社は社員5人に対し、05年3月〜5月までの賃金総額約166万円を支払わなかった疑い。売り上げが十分上がらないのに、借入金が増え、賃金支払より借入金返済を優先させた。同社は同年8月、事実上倒産した。

労働基準法違反(賃金不払)
2007.3.2

労働安全衛生法違反(墜落防止措置義務違反)容疑で書類送検−鹿児島労基署(鹿児島)

 鹿児島労働基準監督署は2日、薩摩川内市青山町の建物金物製作業の男性(46)を鹿児島地検に書類送検した。1月23日午前10時半ごろ、鹿児島市卸本町の補修見積もり作業で、落下の危険防止措置をとらなかった疑い。倉庫屋根上で作業中の従業員男性(当時39歳)が約7・9メートル下の地面に落ちて死亡したもの。(毎日新聞)


安衛法違反(安全措置義務違反)
2007.3.2

賃金不払い容疑で書類送検−八代労基署(熊本)

 八代労働いい順監督署は2日、八代市萩原町のタクシー会社「友田タクシー」と同社社長の男性(65)=八代市=を労働基準法違反の疑いで熊本地検八代支部に書類送検した。05年8月〜06年2月の間、同社内勤職員4人に賃金計252万円余を支払わなかった疑い。この他にも4人分の賃金約114万円と14人分の退職金約718万円の不払いも認めているという。(毎日)

労働基準法違反(賃金不払)
2007.3.2

繊維工場と現場責任者、労働安全衛生法違反容疑で書類送検−福井労基署(福井)

 福井労働基準監督署は2日、繊維工場「前田工繊」(坂井市春江町沖布目)と、同工場の現場責任者の製造1課長(60)=男性=を労働安全衛生法違反容疑で福井地検に書類送検した。
 調べでは、同工場と課長は06年4月13日、建設用織布の整経作業をする際、作業員の腕が機械に巻き込まれるおそれがあったにもかかわらず、機械に囲いを取り付けるなど危険防止の措置を講じなかった疑い。同日午前11時ごろ、撚糸作業中の女性作業員=当時24歳=が機械に腕を巻き込まれ、右腕を切断する重傷を負った(毎日新聞)

安衛法違反(安全措置義務違反)
2007.3.1

建設リース会社と経営者、労災かくしの容疑で書類送検−大野労基署(福井)

 大野労働基準監督署は1日、労働安全衛生法違反(労災隠し)の疑いで、福井県大野市吉の建設機器リース会社と、同社の男性経営者(58)を大野区検に書類送検した。
 調べでは、05年7月、同県勝山市内の工事現場で、クレーン車を運転していた同社作業員が運転席から降りる際、誤って転落する事故が発生。作業員は重傷で、同社は同法に従い1カ月以内に労基署へ事故を報告しなければならないが、1年以上報告を怠っていた疑い。06年8月、作業員の治療費を肩代わりする労災保険を申請しようと、関係者が労基署を訪れ事故が発覚した。
 同社は「当初は自社で治療費を支払っていたので報告しなかったが、治療費が予想以上にかさみ支払えなくなった。労災保険を申請するために事故を報告した」と話している。(毎日新聞)

安衛法違反(労災かくし)
2007.2.27

死亡事故で建設業者を書類送検−松江労基署(島根)

 松江労働基準監督署は27日、建設業「藤原住宅」(雲南市三刀屋町)経営者の男性(59)を労働安全衛生法違反の疑いで松江地検に書類送検した。
 調べでは、藤原住宅は昨年8月23日に松江市宍道町で行われていた木造2階建ての家屋建築工事で、2階部分に転落防止のための作業床を設けずに作業員(当時57歳)に工事を行わせていた疑い。作業員は同日午後4時35分ごろ、高さ3・4メートルの梁の上から地面に転落し、8日後に死亡したもの。(毎日新聞)

安衛法違反(安全措置義務違反)
2007.2.26

賃金不払い、社長ら書類送検-高松労基署(香川)

 高松労働基準監督署は26日、従業員3人に賃金計179万8000円を支払わなかったとして、土庄町大部甲、土木工事会社「ショウセキ工業」と同社社長(49)を労働基準法違反の疑いで書類送検した。
 調べでは、同社は06年2〜6月に、5人の従業員のうち3人に対し、約1〜3カ月分の賃金を支払わなかった疑い。同社は、06年8月末に資金繰りの悪化で事実上倒産した。

労働基準法違反(賃金不払)
2007.2.23

賃金不払いで衣料販売業者を送検-3人に半年分支給せず−向島労基署(東京)

 衣料輸入販売会社のオー(東京都墨田区)が従業員3人に対し、6カ月分の賃金を支払わなかったとして、向島労働基準監督署は23日、労働基準法違反(賃金不払い)容疑で、同社と大久保浩社長(71歳千葉県浦安市)を書類送検した。(時事通信) 

労働基準法違反(賃金不払)
2007.2.21

中央道の収受員ETCレーン死亡-受託会社と幹部3人を書類送検−八王子労基署(東京)

 昨年6月、中央自動車道八王子料金所(八王子市)で、ETC(自動料金収受システム)レーンを横断しようとした収受員が大型トラックにはねられて死亡した事故で、八王子労働基準監督署と東京労働局は21日、安全な通路を設けるなど必要な措置を取らなかったとして、料金収受業務を受託していた民間会社と幹部1人、中日本高速道路会社八王子支社の幹部2人を労働安全衛生法違反の疑いで書類送検した。
 送検されたのは、八王子市明神町3の「ウェイザ」と当時の副社長(66)、同支社の当時の支社長(56)と保全・サービス事業部長(54)。事故は「ウェイザ」の収受員、鈴木雄助さん(当時74歳)が事務所から第8ブースに向かう途中の第9レーンで起きた。
 第9レーンは同年4月に一般レーンからETCレーンに変更された。同料金所には事務所棟からブースまでの地下通路があるが、地上への階段があるのはブース10カ所のうち2カ所の近くだけ。第8ブースに行くためには、必ず第9レーンを横切らなければならない構造だった。
 同労基署によると、同支社とウェイザの契約関連書類には、職員がブースに向かうときはレーンを横断するよう記載され、同社が作成したマニュアルでも同様だった。(毎日新聞)

安衛法違反(安全措置義務違反)
2007.2.20

労災隠し容疑で書類送検−観音寺労基署(香川)

 観音寺労基署は20日、冷凍食品製造会社「ちぬや冷食」(三豊市豊中町本山)と労災の報告責任者である親会社の管理部係長(33)を労働安全衛生法違反容疑で書類送検した。
 調べでは、ちぬや冷食と係長は、05年8月25日午後2時ごろ、同社の男性社員(54)が工場内を移動中に左足の裏にくぎが刺さって軽傷を負い、治療のために同26〜31日の6日間休業したのに、同署に報告書を提出しなかった疑い。

安衛法違反(労災かくし)
2007.2.19

敦賀原発増設関連工事で2社と責任者を書類送検−敦賀労基署(福井)

 福井県敦賀市の敦賀港で行われている日本原子力発電敦賀原発3、4号機の増設関連工事で、昨年6月、男性作業員(51)が高所から転落して死亡する労災事故があり、敦賀労働基準監督署は19日、労働安全衛生法(墜落防止措置義務)違反容疑で、工事を請け負っていた2社と現場責任者2人を福井地検敦賀支部に書類送致した。
 送致されたのは、元請け会社・東洋建設(大阪市中央区)と同社の副所長(55)、下請けの吉田組船舶(兵庫県姫路市)と同社の男性現場責任者(35)。調べによると、昨年6月1日、防波堤・護岸工事で使う大型のコンクリート箱(ケーソン)をつり上げるためのつり枠(縦14メートル、横25メートル、厚さ90センチ)の開口部に、転落防止の金網を取り付けなかった疑い。
 吉田組船舶社員の男性がつり枠上で作業中、ワイヤロープに当たってバランスを崩し、開口部から4・2メートル下の台船に落下。頭などを強く打って13日後に死亡していた。(毎日新聞)

安衛法違反(安全措置義務違反)
2007.2.9

運転手に違法な労働させた疑い 丸中倉庫運輸と係長を書類送検−仙台労基署(宮城)

 仙台労基署は9日、仙台市若林区の運送業「丸中倉庫運輸」(中村浄社長)と同社の男性係長(42)を労働基準法(労働時間など)違反の疑いで仙台地検に書類送検した。
 調べでは、同社と係長は、男性運転手(当時37歳)=七ケ浜町=に05年6月1日〜7月12日の42日間で、計約180時間の違法な時間外労働をさせた疑い。休日は2日だけだった。運転手は7月12日夜、仙台から青森へトラックで行った後、さらに千葉へ向かう途中、福島県内で追突事故を起こし死亡した。(毎日新聞)

労働基準法違反(労働時間違反)
2007.2.8屋根から作業員転落、安中の建設会社社長を書類送検−高崎労基署(群馬)

 高崎労働基準監督署は8日、安中市安中の建設会社社長(66)を労働安全衛生法違反の疑いで、前橋地検高崎支部に書類送検した。
 同署の調べでは、06年7月23日午後4時半ごろ、同市内の住宅新築工事で、市内の作業員(75)が高さ4・5〜7・6メートルの屋根から転落し、頭を打って間もなく死亡した。現場は足場を組むのが困難だったため、ネットを張るなど墜落防止対策を必要としたが、同社長が安全措置を怠った疑い。(毎日新聞)

安衛法違反(安全措置義務違反)
2007.2.6羽田空港の作業員3人死傷:工場火災、業者を書類送検−大田労基署(東京)

 羽田空港(大田区)の機体整備工場で昨年8月30日、作業員3人が死傷した火災で、大田労働基準監督署は6日、三重県伊勢市の電気設備工事会社「神電エンジニアリング」と同社関東事業所の部長(58)、現場指揮者(45)を労働安全衛生法(火災防止措置義務)違反容疑で東京地検に書類送検した。
 調べでは、同社は日本航空から発電機のベアリング交換作業を請け負ったが、金属洗浄用のホワイトガソリンで部品を洗浄する際、換気などの措置をせず作業用電気コンロの熱で引火させた疑い。この火災で男性従業員(当時26歳)が全身やけどで死亡し、現場指揮者と別の従業員(37)もやけどを負った。(毎日新聞)

安衛法違反(安全措置義務違反)
2007.2.6ゴミ処理場死傷事故〜労基署、管理会社と所長を書類送検−宮崎労基署(宮崎)

 昨年7月、宮崎市の廃棄物処理工場「エコクリーンプラザみやざき」で作業員2人が死傷した労災事故で宮崎労働基準監督署は5日、溶融炉内での酸欠防止策が不十分だったとして管理会社の「九州重環オペレーション」(長崎市)と、同社の宮崎営業所の男性所長(57)を労働安全衛生法違反容疑で宮崎地検に書類送検した。
 調べでは、同社と男性所長は昨年7月24日、焼却灰を高温で燃やす溶融炉内に窒素ガスが充満していたにもかかわらず、作業のため炉内に立ち入らせた同社社員の黒木正憲さん(当時33歳)=宮崎市=を酸欠で死亡させ、男性作業員(34)も負傷させた疑い。労基署は同社が2人に酸欠防止の教育や当時、炉内の酸素濃度を測定していなかったなどと判断した。所長は容疑を認めている。(毎日新聞)

安衛法違反(安全措置義務違反)
2007.1.26

賃金不払いで建設機械会社社長を書類送検 −富山労基署(富山)

 富山労働基準監督署は26日、富山市の建設機械会社岩倉コーポレーションの社長65歳を賃金不払容疑で書類送検した。社長は、おととし1月ごろから従業員3人の5か月から6か月分の賃金、あわせておよそ276万円を支払っておらず、労働基準監督署では、再三、社長に支払うよう指導していましたが、応じなかたため、26日、労働基準法違反の疑いで富山地方検察庁に書類送検したもの。

労働基準法違反(賃金不払)
2007.1.18

設計事務所と所長を書類送検〜所員2人の10カ月分賃金の不払いで−京都下労基署(京都)

 京都下労働基準監督署は1月18日、アーキレックス計画設計事務所と所長の三尾啓氏を、労働基準法違反(賃金不払い)の容疑で書類送検した。所員2人の10カ月分の賃金を所定の期日に支払わなかった疑い。

労働基準法違反(賃金不払)
2007.1.18賃金不払い容疑で建築設計会社を書類送検−京都下労基署(京都)

 京都下労基署は18日、南区の建築設計会社「アーキレックス計画設計事務所」と社長(52)を労基法違反(賃金不払い)容疑で書類送検。05年10月〜06年7月、20代の男性社員2人の賃金計約335万円を所定期日に支払わなかった疑い。うち約240万円は遅れて支払われたが、同社は06年11月に事実上倒産し、95万円は支払われないまま。経営悪化が理由で社長は「多額の借金を重ね、負のスパイラルから抜け出せなかった」と容疑を認めているという。(毎日)

労働基準法違反(賃金不払)
2007.1.19畑林産を書類送検〜労安法違反の疑いで− 園部労基署(京都)

 園部労働基準監督署(京都府南丹市園部町)は19日、労働安全衛生法違反の疑いで亀岡市の「畑林産」の畑一夫代表(74)を京都地検園部支部に書類送検した。
 調べでは、同代表は昨年11月1日、亀岡市西別院町の木材搬出現場で、最大使用重量が200キログラム以上の集材装置を使う際、労働安全衛生法の施工令で林業架線作業主任者免許を持つ者を作業主任者に選任する義務があったのに、これを怠って作業をした疑い。
 同日、集材作業中の京丹波町の作業員(69)=当時=に運搬中の木材が激突。作業員は外傷性ショックによる多臓器不全で2日後に死亡した。(京都新聞)

安衛法違反
2007.1.17

大阪の運送会社書類送検 運転手に長時間労働させる−茨木労基署(大阪)

 トラック運転手に違法な長時間労働をさせていたとして、大阪労働局茨木労働基準監督署は17日、大阪府摂津市の運送会社「広和運輸」(海原角男社長)と、運行管理責任者の同社営業部長(64)を労働基準法違反容疑で書類送検した。

労働基準法違反(労働時間)
2007.1.17北陸ミサワホームなど、容疑で書類送検−福井労基署(福井)

 福井労働基準監督署は17日、北陸ミサワホーム(金沢市)と現場責任者の男性(31)、建築の注文を受けた大森工務店(福井県鯖江市)と男性社長(38)を労働安全衛生法違反容疑で書類送検した。
 調べでは、北陸ミサワホームは05年8月10日、福井市内の住宅建設現場で、クレーンのつり上げ作業をする際、作業員に安全を呼びかける統一的な合図を定めなかった疑い。大森工務店は資格のない作業員に玉掛け作業をさせるなどした疑い。木製パネル(約168キロ)が落下し、同工務店の1人が死亡、1人が2週間のけがをした。(毎日)

安衛法違反
2007.1.15

超過労働中央観光を家宅捜索−都留労基署(山梨)

 従業員に法で定めた限度を超える時間外労働をさせていたとして都留労働基準監督署は15日、労働基準法違反(労働時間超過)容疑で、大月市猿橋町猿橋の中央観光(和田恵敬社長)を家宅捜索した。労務関係の書類や運行記録を押収。今後、関係者に事情を聴くなどし、容疑が固まり次第、同法違反容疑で甲府地検に書類送検する方針。
 同社は上野原市四方津の国道で昨年6月、観光バスが信号の支柱に衝突、運転手が酒気帯び運転容疑で逮捕された事件を受け、都留労基署が運転手や従業員の勤務状況を調べる中で容疑が浮上した。(毎日)

労働基準法違反(労働時間)
2007.1.12

アルミ粉じん工場爆発〜会社、工場長を起訴猶予−滋賀

 2005年10月に日野町の東洋アルミニウム日野工場第2作業場で起きたアルミニウム粉による粉じん爆発事故で、大津地検は労働安全衛生法違反容疑で書類送検されていた東洋アルミニウム(本社・大阪市)と当時の日野工場長をいずれも起訴猶予とした。処分は2006年12月28日付。
 東近江労働基準監督署の調べによると、工場でアルミ粉を分別する分級機について、法令で2年に1度義務づけられた定期的な自主点検をしていなかった疑い。事故で第2作業場はほぼ全壊し、作業中の派遣社員2人が重傷、社員1人が軽傷を負った。(毎日)

安衛法違反